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思い合って生きること~おとうふ揚げ3種セット~
2024年3月1回

思い合って生きること~おとうふ揚げ3種セット~

東日本大震災の当時、人々が悲しみや苦しみを抱えながらも、互いを思い合い、支え、助け合ったあの時を振り返る。

いまを生きる私たちにその経験は生かされているのか、豊かな暮らしとは何なのか、ともに考え、行動しましょう。

任せるのではなく、自分ごとにする。

あいコープみやぎ理事長  高橋千佳

あいコープみやぎ理事長 高橋千佳

被災したあのとき、誰もが思いやりを持って人と接し、助け合う姿がありました。
時間の経過とともに、今の世の中はそれを忘れてしまっているように感じています。

そして、原発の問題も然りです。
東京電力福島第一原発事故を教訓にしようと、再生可能エネルギーへの転換、女川原発の再稼働に反対したり、組合員に安定ヨウ素剤を配ったりと、あいコープはごくごく当たり前の活動を続けています。

先日、ある懇談会の中で、ひとりの組合員さんが震災のときに寄贈してもらった鯉のぼりで作った巾着袋を持ち寄り、能登半島地震の支援に協力(ひとつ百円)を、と呼びかけました。
ご自身がもらった思いやりを、いま困っている人に繋いでいく。幸せのバトンの“恩送り”です。

戦争や紛争、震災も、傍観者になって国の政策を非難するだけでなく、ひとり一人どう動くかが大事。
誰かに任せるのではなく、誰にでも話せる勇気をもつ。そういうことを伝えていくためにも、誰でも参加したくなるような組合員活動の仕組みづくりを目指しています。

昨年8月にはアルプス処理水の海洋放出が始まるなど、震災の影響は今なお続いています。

被災した生協として「震災を忘れない」という想いのもと、震災当時人々が手をとりあったことの大切さと、あいコープが社会に発信してきたことを、世の中の多くの人々が当たり前としてとらえる。
国や大企業主体の数の力に流されず「今だけ、金だけ、自分だけ」とならないよう、今困っている人たちに誰もが自然と手を差し伸べ思い合える社会を目指し、自分たちが行動に移すことが大切です。

巾着袋を作った組合員のuさん。(左から2人目)

巾着袋を作った組合員のuさん。(左から2人目)

集まった協力金は能登半島地震支援金として全額寄付されました。

集まった協力金は能登半島地震支援金として全額寄付されました。

果たすべき生協の役割とは何か?

高橋徳治商店 高橋 英雄 社長

高橋徳治商店 高橋 英雄 社長

「生協は組合員、生産者、生協職員の3者が食べ物を通して様々な社会的課題と繋がり、声を上げてきました。
ところが、現代の生協は身の回りで起きていることを受け止め、伝える力が弱っているのではないかと危惧しています。

利用を通してどんなことができるのか、年に一度の復興応援が免罪符とならないよう、一人ひとりが考え、気づき、常に行動に繋げていけることを願っています。

今の社会には不登校や引きこもり、貧困など、身近でも見えにくいところで人々の分断がおきています。
それなのに、困っている人の声を聞き、痛みを分かち合う場面が少なくなっている。私自身、そういった人たちの気持ちを分かり切れていない、だからこそ現場に足を運び、耳を傾け続けています」。

東日本大震災から13年たった今だからこそ、雇用や建物、インフラなどの復興だけではなく、必要なのは「ひとり一人が灯りをともす、こころの復興」だと高橋社長は訴えます。

震災当時、避難所では人々が損得なしに助けあいながら支え合う、震災ユートピアともいえる環境が各地で生まれていました。

震災で感じたこの体験を特別なことではなく、当たり前にしたい。そのために、何が課題でそれを解決するためにはどう行動するべきか。

組合員、生産者、生協職員が食を通じて様々な社会課題に立ち向かう共同体であり続けることは、生協が果たすべき大きな役割です。

工場再開3250日続けてきたおとうふ揚げの製造。

工場再開3250日続けてきたおとうふ揚げの製造。

メッセージがこもるまで、スタッフが自ら考え、試行錯誤を重ねます。

メッセージがこもるまで、スタッフが自ら考え、試行錯誤を重ねます。

おとうふ揚げ3種セット ・おとうふ揚げ(4ヶ) ・おとうふ揚げ(五目)(3ヶ) ・おとうふ揚げ(椎茸入り)(3ヶ)

おとうふ揚げ3種セット

・おとうふ揚げ(4ヶ)
・おとうふ揚げ(五目)(3ヶ)
・おとうふ揚げ(椎茸入り)(3ヶ)