畜産3.11以降の「餌の管理」に関するまとめ |
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畜産3.11以降の「餌の管理」に関するまとめ 汚染牧草・汚染ワラ問題に関連して、これまでもお知らせを配布してきましたが、畜産の餌に関して、多くの問い合わせがありました。 これまでの報告に加え、新たに餌の管理を調査しましたので、まとめてお知らせいたします。 なお、畜産品を外部検査機関で放射性物質測定を行なった結果(2011.7.25時点で)、すべて不検出との結果が出ています。 生産者と生産方法が明らかな産直肉、産直卵を安心してお召し上がり下さい。 ------------------- ●パスちゃん牛乳/ヨーグルト 原乳生産者:蔵王Non-GMO牛乳の会・加工工場:ミルクファーム蔵王からの報告 ・ミルクファーム蔵王では、定期的に原乳検査を行います。 【牧草】 現在、蔵王Non-GMO牛乳の会の生産者が使用している牧草は、昨年冬前に収穫し(原発事故前から)干草として貯蔵しているものです。 【稲わら】 原発事故後に収穫した稲わらは、与えておりません。 → 参照:「提携生産者から提供いただいた検査結果("原乳"で検索)」 ------------------- ●のら牛 生産者:大崎赤べこ会・雁音農産からの報告 ・肥育牛の放牧はおこなわれていません。今後も放牧はしません。 ・原発事故以後に収集した粗飼料は牛に一切与えていません。 【牧草】 原発事故後に刈り取りをおこなっておらず、原発事故後に収穫された牧草が牛に与えていません。 放牧していないため、牛が、原発事故後に屋外の牧草地で牧草を食べる事はありません。 【稲わら】 エサにしている稲ワラは昨年中に収集し密封したものです。屋内に保管し、1包みずつ開封して牛に与えています。 → 参照:「放射能検査結果 検索」 ------------------- ●放牧豚 生産者:高橋精一さんからの報告 ・牧草や稲わらは、放牧豚の餌ではありません。 ・放牧豚の餌は配合飼料で、飼料タンクに貯蔵しているため、屋外に置かれていたことはありません。 ・地場産飼料は使用していません。 ・飲水は、地下120mの地下水を使用しています。 ・ゼオライト(放射性物質を吸着する働きのある鉱物)を散布予定です。 ・水溜り、枯葉、枯草などを除去し、汚染を防止します。 → 参照:「放射能検査結果 検索」 ------------------- ●じもとん(豚肉) 生産者:田尻あい豚会・日向養豚からの報告 ・牧草や稲わらは、じもとんの餌ではありません。 ・じもとんの餌は購入飼料と自家配合飼料で、飼料庫に保管しているため、屋外に置かれていたことはありません。 ・飲水は地下水を使用しています。 ・農場敷地内での空間放射線量 … 0.06マイクロシーベルト/h(7月2日測定) → 参照:「放射能検査結果 検索」 ------------------- ●鶏肉 生産者:米沢郷牧場からの報告 ・牧草や稲わらは、鶏の餌ではありません。 ・飼料は、飼料タンクに保管しているため、屋外に置かれていたことはありません。 ・飲水は沢水、地下水、水道水を使用。水道水については、行政(米沢市、宮城県企業局)の測定結果を見て判断していきます。 ・2011年の飼料米については収穫後に検査予定。その他についても、事前チェックを行います。 → 参照:「放射能検査結果 検索」 ------------------- ●花たまご 生産者:花兄園からの報告 ・牧草や稲わらは、鶏の餌ではありません。 ・現在の餌は、外国産の原料がほとんどです。飼料タンクに貯蔵しているため、屋外に置かれていたことはありません。 ・今後、国産飼料を使用する場合は、事前検査を行う予定です。 ・卵についても、月1回程度の検査を行う予定です。 → 参照:「放射能検査結果 検索」 ------------------- ●みどり会の玄米たまご 生産者:大郷みどり会からの報告 ・牧草や稲わらは、鶏の餌ではありません。 ・国産の原料から自家製の飼料を配合して与えています。その中に大郷みどり会の野菜残渣があり、随時畑からとっています。(あいコープでスクリーニング済み)。他の原料は、現時点での飼料は2010年産を使用。 ・餌は小屋内に保管しているため、屋外に置かれていたことはありません。 ・飲水は水道水です。井戸に切り替えた場合でも、深井戸(15m)なので大丈夫だと考えます。 ・運動場の土壌検査を行ないたいと考えています。 ・飼料は、今年度(23年)産から、産地確認と情報収集及び放射能検査を行なったものを使用する考え。 → 参照:「放射能検査結果 検索」 ------------------- あいコープみやぎの実験牧場 【あいちゃん牧場】からの報告 ・あいちゃん牧場の放射能汚染は?(あい農・ゆう農 通信) |