活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

4/25 GMナタネ自生調査 石巻港

4月25日、石巻港付近でGM(遺伝子組み換え)ナタネの自生調査を行いました。

あいコープみやぎでは、2007年からこの調査を続けています。
石巻港付近では2013年春、2015年の春と冬に、GMナタネが自生しているのを発見しました。

この日も同じ場所で調査を行いましたが、そこに咲いているセイヨウナタネ、在来ナタネ、ハタザオガラシともに遺伝子組み換えのものは見つかりませんでした。

自生しているセイヨウナタネを調査(石巻港付近)
自生しているセイヨウナタネ

石巻港から少し内陸側の川
石巻港から少し内陸側の川

ナタネの採取は結構大変です。落ちないように、念のため後ろで引っ張っています。
ナタネの採取は結構大変

実は今年、現場を訪れると、調査範囲の様子が昨年までとは違っていました。
昨年まではナタネが咲いている様子をたくさん見ることができたのですが、今年はナタネそのものがほとんど自生していませんでした。
その理由として、次のことが考えられます。

昨年、石巻港付近でGMナタネを発見したことを機に、宮城県の担当部署に直接現状を報告し、意見交換の中で次の事を申し伝えました。
・石巻港を国の調査対象区域にしてもらうよう要請すること
・自生している付近の飼料会社(家畜用の配合飼料製造の際に、GMナタネが混在して道路にこぼれおちる可能性がある)へ清掃をするなどの指導をすること
・GMナタネの自生とその拡散に対し、飼料会社、行政と共に、わたしたち市民ができる活動を検討すること

その結果、これまでナタネが自生していた場所の清掃が行き届いたのではないかと考えます。

このほか、24日には県南地域にある配合飼料工場近辺(2ヶ所)も調査しましたが、いずれも遺伝子組み換えナタネはありませんでした。

このあと、27日には仙台港付近の調査を行うほか、幹線道路沿いのナタネも引き続き調べる予定です。

(担当理事)