先月「環境学習会 化学物質による海の汚染」で講演してくださった東京農工大の高田先生とその生徒さんたちが、菖蒲田海岸でマイクロプラスチック調査をするとのことで、組合員・職員数名で同行させていただきました。
この日は台風一過の澄んだ青空。
沖合ではサーフィンを楽しむ人、浜辺にはお散歩を楽しむ家族の姿も見られる中、調査開始です。
調査開始
直径30cmの枠の中の砂を1mmのふるいにかけ、どれぐらいのマイクロプラスチックが混入しているのかを調査します。
範囲をきめてふるいにかける
組合員さんの1歳半になる娘さんが、小さな助手として、活躍する様子が微笑ましい場面もありました。
小さな助手
よく見ると、5mmほどの丸いプラスチックが砂に混じってあちこちに。
レジンペレットと呼ばれる中間資材です。
レジンペレット(写真の丸い形のプラスチック)
ペレットの形状で輸送されて、その後工場で加工されて色々なプラスチック製品になるそうです。
ペレットは輸送中に道路などに落ちて、それが川に流され、海に行き、海岸にたどり着くという流れです。
プラスチックは様々な物質を吸着していることがわかっています。
白いものも多いのですが、黄色くなっているのは5~10年は経っているそうで、海での滞留時間が長い分様々な物質を吸着していることが多いそうです。
ボールペンと比較
黄色いものが混じっているのもわかります。
今回採取したペレットに有害化学物質の何がどれぐらいの含まれるのかを戻ってから調べ、分析結果を後日教えて下さるそうです。
レジンペレットだけでなく、ペットボトルや空き缶、サンダル、その他、原型をとどめていないゴミがたくさんありました。
サーフィンやビーチバレー、家族でお散歩を楽しんでいる人々がいる中で、このゴミは・・・。
流れついたゴミ
今後もこのマイクロプラスチックや環境問題に取り組んで行きたいと思います。
集合写真
(担当理事)