9月1日。曇りと雨の予報が出る中、仙台から車で3時間の唐桑漁協を訪れました!
唐桑半島に入り海を眺めると荒々しい波。船に乗れないなぁ…と半べそを掻き唐桑漁協・畠山政則さんの船がとまる港に到着したところ、なんとっ(*’▽’)!青々とした海と晴れ渡る美しい空が私たちを迎えてくれました!
唐桑といえば
春に旬を迎える『わかめ』外洋で育ったわかめはシャキシャキ!
ギフトでいただける『ホタテ』もおなじみですね(^^♪
そして
11月頃から登場する『牡蠣』!
今回はこの牡蠣について畠山政則さんにお話を伺いました。
畠山政則さんとあいコープ後藤商務
県内だけではなく築地でも高評価を得ている唐桑の牡蠣。
誰が作ったか分かるように顔が見えるやりかたで出荷しているそうです。
息子の政也さんも『手間をかけただけ応えてくれる』とおっしゃいます。
そしてその手間の一つが、8月から約1か月間かけて行われる温湯(おんとう)処理です。
お話を伺った後、温湯処理を見学するため、船に乗せてもらい養殖場に出ました。
温湯処理は、牡蠣が付いた重た~いロープを一本一本海から出して、70℃の温水に20秒から30秒ほど漬けることにより、牡蠣に付着したわかめやムール貝などを死滅させ、同時に丸みのある牡蠣にするという手法だそうです。
まずは海から引きあげて
70℃のお湯に → わかめ青々
これによって、熱を加えても縮まない牡蠣ができるのだそうです。
牡蠣がついたロープを持たせてもらいましたが想像以上の重さにビックリしました(@o@)!
1シーズンで3,000本行うそうで、気が遠くなるハードな作業です。
岸に近い所ではホタテの養殖の様子も見せていただきました。
余談ですが、漁師さんは揺れる船やいかだの上で作業することで、すごーく体幹がいいんだとか。
筏の上で作業
陸に戻り、収穫した牡蠣などを殺菌するための作業場も見せていただきました。
そこには、あいコープから贈られたという殺菌機がありました。
あいコープから贈られた殺菌水を作る機械
『この機械のおかげで震災後に牡蠣が出荷でき、次の年には漁師さんの収入になったんです』とおっしゃるのは宮城県漁協唐桑支所長の菊川さんです。
そんな経緯があったのかと、お話を伺い本当に嬉しくなりました。
「なぜ唐桑の牡蠣が美味しいのか、それは海(漁場)が持っている条件に加え、手を抜かず時間を手間をかけているからです。」
自信をもってお話しされる畠山政則さんの姿が印象的でした。
早く牡蠣に会いたい!
今年の牡蠣がますます楽しみになりました。
畠山政也さんと奥さん
(担当理事)