小松菜はアブラナ科の植物で、元々辛み成分を持っています。

Q. 小松菜に辛みのあるハッカのような味がしました。

  • A. 小松菜はアブラナ科の植物で、元々辛み成分を持っています。

何らかの理由で生育障害がおこり、元々あるこの辛み成分が分解してできる「ジメチルジサルファイド」の濃度が高くなり、辛みの原因になったものと思われます。

*植物の辛み成分 について
植物に含まれる辛み成分は、 1=チャビシン(胡椒)、カプサイシン(唐辛子)、サンショール(山椒)、ジンゲロン(生姜)など安定性があり加熱しても乾燥しても変わらないものと、 2=シングリン(白からし)、シナルビン(黒からし)、アクルゼンフォイル(ワサビ)など磨砕によって酵素が働くと分解し辛みを感じるものの2つに大別されます。 ワサビや大根がすりおろしてから時間が経つと辛くなくなるのは、この後者=2の辛み成分を含んでいるためです。