「やってみっぺし」と始めたから 通称「やっぺしりんご」
人体や環境に悪影響を及ぼすとされながらも、その殺虫効果の高さゆえに様々な農作物に使われている、「ネオニコチノイド系農薬(以下ネオニコ)」。
ネオニコを使わずにりんごを作るということは、失敗すれば作物の全滅(収入ゼロ)も懸念される大変な挑戦です。
しかしあいコープは、リスクを負いながらも「ネオニコ不使用、やってみっぺし!」(方言で「やってみよう」の意)と言ってくれた天童果実同志会(山形県)と共に、この全国的にも希少な取り組みを、2013年から始めました。
ネオニコやめたらどうなるのか やってみなけりゃわからない
当初は順調にも見えたこの挑戦でしたが、気候の変化もあって虫が大発生し、近年ではネオニコを使わざるを得ない状況が続いています。
諦めるか、続けるか。あいコープと生産者は、限られた園地でも「続ける」ことを選びました。
虫にやられて全滅するのか、それとも手立てはあるのか。やってみなければわからないし、続けてみなければわかりません。
挑戦を続ける生産者の暮らしを守りながら、この取り組みを未来に繋ごうと始まったのがオーナー制度です。2024年度は約227名がオーナーになりました。
生産者と苦楽を共有して 実ったりんごをみんなで食べよう
オーナーとして出資した組合員には、秋に収穫されたりんごが配送で届きます。
オーナー園地のりんごをオーナーで分け合うもので、最低保証量はありません。
どんなりんごがどのくらい届くかはお楽しみ。形が悪くても、量が少なくても、ネオニコ不使用で作ったりんごを、産地を想いながらみんなでいただきましょう。

2024年度の参加者

お得にりんごを購入する制度ではありません。
減農薬を実践する生産者を後押しするための出資です。
大事な減農薬りんごを組合員みんなで守りましょう。