活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

3/14 チャルカ上映会・高速増殖炉もんじゅ視察報告会

3月14日、日立システムズホールにて「チャルカ~未来を紡ぐ糸車~」上映会が行われ、年度末お忙しい時期にもかかわらず約50名の皆さんにご参加いただきました。

「10万年危険な核のゴミ」を題材にしたこの作品は、プレートの端に位置し地震大国である日本が、いかに核廃棄物の地層処分に適していないかをしっかり検証するとともに、世界で原発は要らないと訴え続ける人々、本来の幸せとは何かを追求する人々の姿を描いていました。

原子力発電がこの社会に必要か不要かの意見は対立しますが、仮にどんなに安全で事故を起こさないとしても、核のゴミの問題は避けて通れません。それを見て見ぬふりをして今まで生み出してしまった核のゴミ。その処分法も未定のまま新たなゴミを生みだしていることに改めて憤りを感じました。

チャルカ上映会

上映後には昨年11月に委員が参加した「もんじゅ視察ツアー」の報告会が併催され、参加者は真剣に聞き入りました。
小さな敦賀半島に立地する美浜原発・高速増殖炉もんじゅ・敦賀原発の距離感を、仙台市内の施設に当てはめてみると、どれだけ近いかがわかります。車でたった20分足らず走れば隣の原発!それを目で見た参加者からは、驚きの声が聞かれました。

また、私たちの住む宮城県には、女川原発の再稼働問題、そして8000bq/kg以下の放射能汚染廃棄物焼却処分問題があります。女川原発再稼働については、県民投票を実現するための署名活動の動きがあるとのことでした。放射能汚染廃棄物の処理問題についても、県は私たちの声を無視して突き進んでおり、いよいよ仙南地域で試験焼却が始まろうとしています。私たちは原発が生みだす負の産物をもう一度真剣に考え、行動を起こす必要があると感じました。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました(^^)

(担当理事)