活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

5/13 【おだやかな革命】上映会&トークセッション報告

5月13日、せんだいメディアテークに於いて、市民団体である「エネシフみやぎ」と共催で、渡辺智史監督作品【おだやかな革命】の上映会を開催しました。
事前申し込みも多く、開場前から多くの参加者が詰めかけましたが、当日券での参加希望者も次々と訪れ、180席は完売となりました。

開場は満席


【おだやかな革命】は、自然エネルギーをはじめとするさまざまなツールを用いて、地域を振興させるために奮闘する人々の姿を追ったドキュメンタリー作品です。原発事故後に設立された会津電力など、東北エリアも舞台となっており、あいコープみやぎ組合員はもちろんのこと、県内の皆さんには身近で興味を持てる作品でした。

「本当の豊かさとは何なのか」という問いに答えを見つけようと各地の人々が取り組む姿をつづったこの作品。180名の参加者はそれぞれの「豊かさ」を思い描きながら100分間鑑賞しました。

上映後は、エネシフみやぎの浦井代表を進行役に、渡辺監督、ひっぽ電力、あいコープみやぎの4者でのトークセッションを行いました。渡辺監督は、震災後の東北をスタートに、再生可能エネルギーで地域振興する姿を追っていくうちどんどん取材のエリアが広がったこと、こうした動きが全国的に広がっていることを話されました。

トークセッション
トークセッション

あいコープの取り扱う「パルシステムでんき」の発電産地の一つである丸森町のひっぽ電力事務局長の金上さんは、ひっぽ電力の設立からこれまでのスライドショーを参加者と一緒に見て「涙が出そうだった」と苦労や思い出を振り返りながら、再エネを増やす事だけが目的ではない、それを足掛かりに地域が活性化することをこれからも目指していくと仰いました。

私たちあいコープみやぎは、ひっぽ電力のように地域に根差した生産者を「購買の力」で支えることのできる立場です。一人一人が映画に出てくるような直接的な活動はできなくても、自分の目で見て選び、そこにお金を払うことで「おだやかな革命」に参加できるのです。それを会場の参加者に呼び掛け、トークセッションも幕を下ろしました。

6月15日からは、仙台駅東口の「チネ・ラヴィータ」で一般公開が始まります。今回見逃した組合員さんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに、5月14日の河北新報朝刊でも伝えられています

(担当理事)