活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

6/24 七郷コラボ畑 太陽熱養生処理&枝豆の定植

組合員と産地の交流の一環として、各地区委員会が生産者の協力を得て、色々な野菜作りに挑戦しています。今回は、七郷みつば会との交流コラボ畑からの報告です。

朝から小雨の降る中でしたが、七郷みつば会・クローバーズファームとのコラボ畑で今シーズン2回目の作業が行われました。

クローバーズファームでは最近、土壌の「太陽熱養生処理」の実験をスタートしました。
交流している地区のメンバーから「コラボ畑でもやってみたい!」という声が上がり、実施することに。今回はその実験の下準備と枝豆の定植作業を行いました。

「太陽熱養生処理」は、堆肥や有用菌などを撒布した畑に透明のビニールマルチを被せ、太陽熱と紫外線の力で雑草や病害虫を抑制し、土壌を団粒構造にする処理のこと。栄養価の高い野菜を作るための土作りを目的として行われます。

普段コラボ畑では、事前準備は生産者さんにお任せしているので、土作りから携わるのは私達もはじめての経験でした。
畑には事前に堆肥が撒かれていて、そこにBM活性水と有用菌(乳酸菌・納豆菌・酵母菌の入った溶液)を水で薄めたものをジョウロで撒布しました。そのあと米ぬかを撒き、トラクターで撹拌させ、透明のビニールマルチで覆いました。
この状態で40~50日養生するそうです。

有用菌の溶液をジョウロで撒布


米ぬかを撒く


透明マルチをかける


今回、太陽熱養生処理をしたスペースには人参の種を蒔く予定です。
コラボ畑の土が、太陽の力と微生物の力でどのような変化がおこり、そこで作られた人参がどのような出来になるのか、今から楽しみです。

そして、今年もクローバーズファーム細谷さんの奥様のご指導の下、枝豆の定植を行いました。
事前に植える間隔や列の幅もきちんと測り、ひもで目印をつけながら定植をしました。後から機械を入れ作業したり、作物の成長を計算して最適な長さに設定しているそうです。

教わりながら枝豆を定植
枝豆を定植

株と株の間もきちんと測って植えました
株と株の間をきちんと測る

今年も品種は「湯上り娘」。
名前の通り、ツヤツヤ、プリプリの枝豆になってほしいと思います。収穫は8月末の予定です。

そして、前回トマトを丸ごと植えた所と、昨年のトマトの実から取り出した種を蒔いた所には、小さな芽が出てきていました。こちらも間引き作業をしたので、これからの成長を見守りたいと思います。

トマトの芽
トマトの芽

以前、細谷さんが「植える前の準備が一番大変。」とお話していました。
私達が体験したのは小さな面積でしたが、生産者の方々は広大な畑で作物に合わせた土作りや下準備をするので、日々大変な作業をされていることを実感しました。

これからの季節、作物の成長と共に雑草との戦いも始まります。交流している4地区のメンバーでしっかりと管理していきたいと思います。

(担当理事)