活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

11/7 大郷無農薬交流田脱穀・籾摺り作業

今年29年目になる無農薬交流田のあぜ道には、先日の稲刈りの際に“ほんにょがけ”した稲穂が晴れた秋空の下、程よく乾燥し脱穀を待っているかのようでした。

快晴の大郷無農薬交流田
体験圃場

例年、この作業は大郷みどり会の生産者が行っておりましたが、今年はコロナ禍で組合員さんの参加が少なかったことから、できるだけ多くの作業を体験してほしいとの思いでお声がけをいただき、地区委員・職員・理事と子供たち合わせて9名が参加しました。

産地で出荷する田んぼは、コンバインで稲刈りから脱穀までを一気に行いますが、今日は1年に1度、この交流田の作業のみで使用するという45年選手の脱穀機が登場!一同『無事に脱穀が終わりますように☆』と心の中で祈る気持ちでした。

ベテラン脱穀機で脱穀作業

子供たちが中心となって稲穂を運び、生産者の西塚さんがそれを機械に入れると、脱穀された籾米と稲わらがそれぞれ出てきました。初めて見る様子に一同感激!

籾摺り作業の説明を受けます


田んぼ作業の後はライスセンターに移動し、籾摺り機械の説明をいただいた後、籾米を機械に投入し籾摺りが完了。
カメムシ被害などの斑点米、炊飯して食べるには不向きなくず米(お煎餅などの原料になるそうです!)と玄米に選別され、袋詰め作業も体験させていただきました。

西塚忠樹さんから袋詰め作業を教わります


玄米は一袋(いったい・30kg)が4つと27kg、合計147kg収穫できました。

田んぼ作業の際、西塚さんから『日本人1人が1年間に食べるお米の(60kg)と交流田1枚からの収穫量を見てほしい』と言われていました。
今年の収穫量はまずまずとの事ですが、私たちの交流田は3畝(せ)約30坪で、この広さからは3人分の年間消費量も獲れないということが、袋詰めされたお米を見てわかりました。
あれだけ草取りをして3人分にも満たないのか…と思った時、機械作業の米作りとの単純比較はできませんが、作ってくれる人がいることの何とありがたいことか!毎日お腹を満たしてもらえることに、じわじわと有難さがこみ上げてきました。

コロナ禍で多くの組合員さんにご参加いただくことはできませんでしたが、みどり会の皆さまのご協力をいただき30年目につなぐ活動ができました。
来年は楽しみにして下さっている大勢の組合員さんと一緒に無農薬交流田でのお米作りができますように☆彡

生産者の皆さま、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

(担当理事)