茨城BM さつま芋生産者 米川 修さん(左)・米川 将司さん(中央)・米川 あき子さん(右)
長年、農薬不使用栽培を貫き、地道に土づくりに取り組んできた米川さん。
その志を継いだ息子のまっすぐな想いをお届けします。
茨城BM さつま芋生産者 米川 修さん(左)・米川 将司さん(中央)・米川 あき子さん(右)
長年、農薬不使用栽培を貫き、地道に土づくりに取り組んできた米川さん。
その志を継いだ息子のまっすぐな想いをお届けします。
「さつま芋は苗を植えたら収穫まで作業することがない」と思われるかもしれませんが、農薬不使用栽培の我が家は全く違います。
植えた苗と同じくらい勢いよく生えてくる雑草を、手押しの除草機で一畝ずつ歩いて除草します。管理する畑は広大で、全面歩き終わるころには、一番初めに除草したところはまた生えてきます。
7月中旬からは、株から伸びたツルが根を張らないよう手作業で「ツルあげ」という作業を行います。
ツルが余計に根を張ると、芋に蓄えるはずの栄養が逃げてしまうため、8月末の収穫直前まで約1か月間、ひたすら地面に這うツルを持ち上げる日々。
除草もツルあげも、炎天下の中の作業は体に堪えますが、食べる人や環境に害があるような薬は使いたくない。
親父の代から続けてきた土づくりと、この地道な作業がおいしさにつながると確信しています。
ツルあげ作業
毎日食卓にあったせいか、実は、幼い頃は見るのも嫌なくらいさつま芋が嫌いでした。
パティシエとして食に関わる仕事に就き、「良い素材を使いたい」と欲が湧いてきて、親父が作るさつま芋を他と食べ比べました。
明らかに味に違いを感じ、「親父のやっていることは間違っていない、しかも体にも安全。親父の代で終わらせたくない。」とこの世界に飛び込みました。
農薬を使わないさつま芋づくりは予想を越えるほど作業がつらく、正直1年目から嫌になりましたが、それでも「米川さんのさつま芋が欲しい」と待っていてくれる組合員さんの声に、やりがいを感じながら畑に向き合っています。
今年は短い梅雨で水不足も心配しましたが、日照りの後、まとまった雨が適度に降ったおかげで、色、形、大きさも申し分ない仕上がりです。
今年の出来栄えを味わってみてください。
茨城BM さつま芋生産者 米川 将司
BMさつま芋(農薬不使用)