私たちの日常を一変させた東日本大震災。12年目を迎えた今でも、手と手をとり合ったあの日を振り返り、考えることが大切です。
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あの時の想いを、忘れない
2023年3月2回
高橋徳治商店 高橋英雄さん
震災は沢山のことを教えているが、人々が考えないから風化が起きているのだと思います。
私たちの練り物づくりは、毎朝厳しい試食を重ねること延べ2900日、執拗に続けてきました。無添加は正解がなく、迷い続けることで「メッセ-ジ」が込められるのだと思います。
冷凍青果加工場では、7名の引きこもりだった若者達が規格外の青果物を加工しています。
青果物も深い傷を負った若者たちも生かされ、心の居場所が出来ています。
様々な情勢の中、組合員や生産者にとっての「現場」が忘れられているように感じます。
こんな時だからこそ原点に立ち返り、考えることが必要です。思いを深化し、共感を作り、活動を促すことで新たなステージへ向かっていきましょう。
おとうふ揚げ3種セット
七郷みつば会 細谷 滋紀さん
あの時からもうすぐ12年を迎えようとしています。地域インフラの復興は感じるものの、心の復興にはまだまだ時間がかかりそうです。いまだに地震の緊急速報が鳴ると、臆病になっている自分がいます。
でも、あの時があったからこそ、田畑を共同で管理する我々「七郷クローバーズファーム」(※七郷みつば会の出荷メンバー)は誕生できたんです。
新たな仲間と、新たな農業に出会えた、あの日のことを絶対に忘れずに。
今、農業をできている事に感謝しながら、応援して頂いたあいコープ組合員の皆さん、職員さん、そして多くの仲間たちに恩返しができるような農業に取り組み、笑顔になってもらえるような米作りを続けていきます。
みつば会のトライ・ひとめぼれ
花兄園 大須賀 裕さん
震災から干支も一回りしました。
当時を振り返ると、廃業を考えなければならないほどの被害を受けましたが、皆様から「花たまごを食べたい」という励ましの声に背中を押してもらい、何とか今日まで事業を繋ぐことができました。
これだけの歳月が流れても未だ解決出来ない問題が山積しています。
近年は物価高騰、自然災害、戦争、人も家畜も感染症の拡大が収まらず不安定な日々が続いています。
けれど組合員の皆様と繋がっていることが私たちにとって大きな安心感になっています。
これからも皆様と「共創」し、よりよいたまごをお届けできるよう、努力してまいります。
花たまご・10個パック