あいコープの秋の味覚のひとつ、米川さんのさつま芋。
長年、農薬不使用栽培を貫き、地道に土づくりに取り組んだ畑が育む実りは、ひと味違います。
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父親から受け継ぐ、名人の味~BMさつま芋~
2023年9月3回
栽培で一番の課題は雑草。除草剤は使わず、手押し除草機で一畝ずつ歩いて除草します。
管理する畑は広大で全面終わるころには、初めに除草した畑にまた草が生えてきます。
夏に行う「ツルあげ」は、株から伸びたツルが地面に根を張らないよう、ひたすらツルを手で持ち上げます。
今年は高温で生育が旺盛だったので、例年より早めに作業し、しっかり芋が肥大するよう管理しました。
こうして対処できるうちはまだ良いですが、年々気温が高くなっていくと、この地域では紅東がいつか作れなくなってしまうのではないか、と危惧しています。
苗が高温に弱い上、形が不格好になりやすく規格外が出やすいため、作り手はますます減少するでしょう。
しかし、「米川さんの紅東が欲しい」とあいコープの皆さんから応援いただいているこのさつま芋をなくす訳にはいきません。
今年2月に、父から米川農園の代表を受け継ぎました。
まだまだ父の経験と技術には適いませんが、「代替わりしたら味が変わったね」と言われないように、土づくりを基本に我が家のさつま芋を守っていくつもりです。
猛暑や少雨で、1株から採れる本数は少ないものの、その分甘みを蓄えて、大きく立派な芋に仕上がりました。今年の出来栄えを味わってみてください。
茨城BM さつま芋生産者 米川 将司さん
BMさつま芋(農薬不使用)