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間宮商店が貫き続ける 魚を活かす干物づくり。~近海マサバふっくら酒汐干し~
2023年9月4回

間宮商店が貫き続ける 魚を活かす干物づくり。~近海マサバふっくら酒汐干し~

「干物は9割が素材の力」を合言葉に、納得のいく魚を仕入れる為ならどこまでも足を運ぶ。
妥協のないこだわりは、その味にしっかりと現れています。

「美味しさ」に妥協しない。

間宮商店作業風景2

一般的な干物は、濃いめの塩水に短時間漬けこむのに対し、酒汐干しはこんにちは料理酒を加えた薄めの塩水で一昼夜漬けこみます。
薄めの塩水にじっくりと漬けこむことで、魚特有のくさみをとり、まろやかな塩味に仕上げています。

間宮商店作業風景3

また、一般的に高温・短時間で一気に干し上げる干物が多い中、間宮商店の干物は、低温乾燥でゆっくり余分な水分を抜き、次に冷蔵熟成で表面と深層部の水分を均一化、最後に中温乾燥で表面をパリッと仕上げる独自の製法を開発。

間宮商店作業風景1

美味しい干物をお届けするためなら、手間暇を惜しまないものづくりにこだわっています。

組合員とともに共同開発。

昨年には、「魚を食べることの大切さを広めたい」と魚好きの組合員で結成された魚食プロジェクトメンバーとともに、酒汐干しをリニューアル。
塩水とお酒の配合比や漬け時間などを調整しながら何度も試作を重ね、さらに美味しく仕上がりました。

「干物は昔からある製法ですが時代とともに変化し、進化しています。これからも干物の可能性を追い求めていきたい」と間宮さん。

魚の魅力を最大限に引き出すため、生産者と組合員が共同開発したこの「酒汐干し」は、誕生から4年がたった今でも、多くの方から支持される人気商品です。

間宮商店(宮城)間宮 徳昭さん  1966年創業の干物店「間宮商店」代表。築地市場で培った経験と技術を活かし、加工、熟成方法など独自の製法を確立。効率よりも素材の力を引き出す干物作りにこだわる。
間宮商店(宮城)間宮 徳昭さん

近海マサバふっくら酒汐干し

近海マサバふっくら酒汐干し