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産直が育んできた信頼と受け継がれる想いを胸に~天童の葉取らずふじ~
2023年11月4回

産直が育んできた信頼と受け継がれる想いを胸に~天童の葉取らずふじ~

天童果実同志会 片桐 知宏さん(左)・片桐 道也さん(中)・松田 祥子さん(右)

産直だからこそ実現できた

「葉摘み」をせず、りんごに一番近い葉を最後まで残す葉取らずりんご。
色づきは悪くなりますが、果実に近い葉が光合成をして果実に甘みがのり、味が濃くなります。

「見た目よりも味の良いりんごが食べたい」という組合員の声を受け始まったこの取り組み。産地にとって組合員とつながっていることは、挑戦し続ける原動力になっています。

10年間取組んだネオニコチノイド系殺虫剤(以下ネオニコ)不使用のりんご作りは、害虫に効果があるだけでなく、ひとや環境への影響も懸念されることをあいコープとの学習会で知り、全国に先駆けて挑戦。

昨今の温暖化や異常気象で病害虫被害が深刻になり、その取組みを続けることが困難になってしまいましたが「ネオニコを使わざる状況を理解して、変わらず応援してくれる。

取組みの結果実ったりんごは、「多少見た目が悪くても食べてくれるのは今も昔も大きな励み。」と言います。

世代が変わっても

組合員交流会の様子

今春からりんごの木のオーナー制度をスタート。

あいコープ組合員約200名がネオニコ不使用に再挑戦する実験園地のオーナーになり、園地を訪れ、花摘みや摘果などの管理作業を行い、病害虫被害や猛暑による影響を生産者と一緒に経験しています。

「自分が子どもの頃から、交流や援農作業で組合員の皆さんが園地に来てくれていた。就農して、食べてくれる人と対面できるのも産直の魅力のひとつだと実感しました。」と片桐知宏さん。

40年以上続く産直の稔りを食卓で味わい、次の一歩へつないでいきましょう。

【天童果実同志会】産直のきっかけは環境問題

天童果実同志会(山形)

天童果実同志会とあいコープとの出会いは約40年前。
当時、生産者が地域の青年団で環境問題を考える機会があり、石けん運動を始めたのがきっかけです。

その後、トラックにりんごを積んで、山形と仙台を往復するようになり、産直が始まりました。

徳用・天童の葉取らずふじ2kg

天童の葉取らずふじ900g

徳用・天童の葉取らずふじ2kg

天童の葉取らずふじ2kg