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誰もが有機農産物を食べられる社会を目指して~大郷グリーンファーマーズ・みどり会の有機小松菜~
2024年5月3回

誰もが有機農産物を食べられる社会を目指して~大郷グリーンファーマーズ・みどり会の有機小松菜~

大郷みどり会 西塚 忠樹さん(左) 大郷みどり会代表 西塚 忠元さん(中央) 大郷みどり会 熊谷 剛介さん(右)

あいコープは2030年までに有機野菜の注文割合50%を目指し、オーガニックの取組みを推進しています。

宮城をはじめ、全国の産直産地と有機農業の輪を広げると共に、組合員も仲間を増やし利用を広げ、有機農産物がより身近な社会の実現に向け歩んでいきます。

有機農業の種を蒔き続けて

あいコープの30年来の産直産地である大郷みどり会。この春、流通・販売部門を担う大郷グリーンファーマーズの事務所を新しく建設しました。

「あいコープ組合員の皆さんとの交流や出荷を通して、資源循環型農業を軸とした有機農業の大切さを広げてきました。
社会全体もオーガニックに関心を持つ人が増え、これまでの取組みに手応えを感じます。」と代表の西塚忠元さん。

生産基盤や働く環境を整え、オーガニックの先駆者として、地域や仲間達をこれからも牽引していきたいと語ります。

野菜の作業場や大型冷蔵庫も隣接する新事務所

野菜の作業場や大型冷蔵庫も隣接する新事務所

受け継がれるバトン

「小松菜の有機栽培を始めたのは6年前。当時、畑に有機質肥料をいれて種をまけば有機野菜ができると思ったら、茎は筋ばっていて苦みもあり正直おいしくなくて。土づくりを重ねることで徐々に土が変わり、茎もやわらかく甘みのある小松菜に仕上ってきました。
昨年度から始めた堆肥作りで、より健康で美味しい小松菜ができると楽しみです。」と有機小松菜の栽培を任されている熊谷剛介さん。

あいコープの生産者同士で技術交流を行う農法研究会では、花兄園の鶏ふんやひなた農場の豚ふん、菅野食品のおからなど、身近な資源を活用した土づくりを一から学び技術を身に着けています。

「実際に堆肥を仕込みながら勉強し直すと、発見が多くて。先代が言っていた土づくりの意味の理解が深まりました。」と米作りを担当する西塚忠樹さん。

次世代が技術を養い、作物を安定的に収穫できるようにすることで、誰もが有機農産物を食べられる社会に。

あいコープ組合員と生産者の協同の力で実現に向けて取り組みを進めます。

小松菜ハウスの様子

小松菜ハウスの様子

みどり会の有機小松菜

みどり会の有機小松菜