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受け継がれてきた 七郷の冬仕事~トライ・ちぢみゆき菜~
2025年1月5回

受け継がれてきた 七郷の冬仕事~トライ・ちぢみゆき菜~

七郷みつば会 細谷 滋紀さん

厳しい寒さにあえてさらすことで葉がちぢみ、ぎゅっと甘みが凝縮されるちぢみゆき菜。

東北ならではの気候風土で育まれたその味わいは宮城を代表する冬の風物詩です。

さらなる高みを目指して。

七郷みつば会では稲刈りが終わった後の田んぼを有効活用するために、冬の間の生業としてゆき菜の栽培が行われてきました。

「ゆき菜は寒い中で育てると、身を守ろうと葉がちぢんで肉厚になり、甘みが増す。七郷地域は海沿いに位置していて、この時季は冷たい海風が吹き込むから栽培には最適なんだよ」と細谷さん。

先代が大切にしてきた技術を受け継ぎ、それを次世代でさらに発展させるため、地元宮城の生産者と取り組む「あいコープ農法研究会」で、地域の馬糞を使った堆肥作りの実験と実践を重ね、資源循環の輪を広げる努力を続けています。

七郷みつば会

【七郷みつば会】

宮城県仙台市東部の荒井にあり、江戸時代から続く仙台の産直産地。
あいコープとは30年来のお付き合い。

寒さを見極め、いざ収穫。

寒さにあたることで茎はしっかりと葉は肉厚に育つ

寒さにあたることで茎はしっかりと葉は肉厚に育つ

寒さにあたることで美味しさが増す一方で、あてすぎると葉が凍みてしまったり、雪がかぶりすぎると傷んでしまうことも。

また、雪や霜がとけても葉が乾かないと収穫作業ができないため、限られた収穫時間にスタッフが総出で作業にあたります。

手間を惜しまずに育てた、この時季だけの美味しさをお楽しみください。

生産者おすすめレシピ:ゆき菜のうま煮あんかけ

ゆき菜のうま煮あんかけ

材料(約3~4人分)

干し椎茸…1枚
ゆき菜…200g
ネギ…1/2本
豚切落としミックス…200g
人参…50g
オイスターソース…大さじ3
醤油…大さじ2
みりん…大さじ1
片栗粉…適量

作り方

1.干し椎茸を600mlの水で戻し薄切りにする。ゆき菜はざく切り、ネギはななめ切りに、人参は短冊切りにする。

2.深めのフライパンにごま油をひき、豚切落としミックスと人参を炒める。続けてゆき菜、椎茸、ネギを入れさっと炒め合わせる。

3.2に干し椎茸の戻し汁、オイスターソース、醤油、みりんを加えさっと煮る。
水溶き片栗粉でとろみをつけ、塩・コショウで味を調えごま油を回しいれる。

トライ・ちぢみゆき菜

トライ・ちぢみゆき菜