大郷みどり会 熊谷 剛介さん
Pick Up 注目商品
暮らしにもっと身近な 有機農産物をつくりたい~みどり会の有機小松菜~
2025年5月2回

先代が築いてきた想いを受け継ぎさらなる高みを目指す大郷みどり会。
熱い想いをもって栽培に励む生産者と有機栽培の産直産地の今を伝えます。
農薬削減から有機栽培へ
宮城県黒川郡大郷町で環境保全型・資源循環型農業を実践する大郷みどり会。
「無農薬の野菜が食べたい」という組合員の声に応え、有機や農薬不使用の野菜作りに取り組んでいる産直産地です。
「有機認証」は、種をまく2年以上(作物によっては3年以上)前から、化学合成農薬・化学肥料を使用せずに栽培されていることを国が認定した証です。
厳しい基準のため、認証取得は高いハードルでしたが、2022年に有機認証を取得した大郷みどり会の有機小松菜は、今ではあいコープを代表する有機野菜として支持されています。
より良い土を作るために
「最初は皆さんに美味しいと言ってもらえるか不安でしたが、ここ最近、美味しいと声をかけられることが増えました。
小松菜は窒素分が多すぎるとただ大きいだけになってしまう。美味しい小松菜を育てるためには、水はけが良くやわらかい土を作ることが大切。
土の状態を見ながら肥料を加減しなきゃいけない、これが難しい。先代たちを越えるような、良い土をつくりたい。」と熊谷さん。

小松菜栽培の傍らで取り組む堆肥作り
自身の土作りの技術をさらに高めるため、宮城の生産者とあいコープが取り組む「農法研究会」の活動にも精力的に参加。
有機の畑で活用を目指した地域の馬糞を使った堆肥作りなど、日々研究に励んでいます。
「有機認証があるから高価な野菜ではなく。誰でも手に入るものにするのが理想。この堆肥はまだ実用にはいたっていませんが、実現すれば購入している肥料を自家製で補える。コスト削減と地域資源の活用にも繋がり、理想に近づけるようでワクワクします。」と話す熊谷さん。
利用を通して有機の取り組みを後押ししましょう。
大郷みどり会(宮城県黒川郡大郷町)
「土づくりは健康とおいしさの礎」といった考え方を基本とし、有機栽培や農薬不使用の米・野菜づくりに取り組んでいます。

大郷みどり会おすすめレシピ~小松菜の豚バラ肉巻き~

材料(約2~3人分)
小松菜…200g
豚バラ…適量
塩・コショウ…適量
片栗粉…適量
醤油…大さじ1
みりん…大さじ1
酒…大さじ1
砂糖…大さじ1/2
作り方
1.小松菜は根本を少し切り十字に切り込みを入れる。鍋に湯を沸かし塩を加えて小松菜を茹で、冷水で締めて水気を搾る。
2.豚バラに塩・コショウをふり、片栗粉を薄くまぶして小松菜にしっかりと巻きつけていく。
3.フライパンに油をひき、2の巻き終わりを下にして焼いていく。返しながらこんがりと焼き色をつけ、醤油・みりん・酒・砂糖を加えて煮絡める。
食べる際はひと口大に切る。

大郷みどり会生産者 佐藤 留美さん
「小松菜が主役のご飯がすすむ一品です!」

みどり会の有機小松菜