茨城BMさつま芋生産者 米川 将司さん
あいコープの秋の味覚、米川さんのさつま芋。
農薬不使用栽培を続けるため、土づくりを見直し畑と向き合った今年の実りは、ひと味違います。
茨城BMさつま芋生産者 米川 将司さん
あいコープの秋の味覚、米川さんのさつま芋。
農薬不使用栽培を続けるため、土づくりを見直し畑と向き合った今年の実りは、ひと味違います。
ここ数年は猛暑や少雨も重なり、その影響が作物にでやすくなってきています。
「昨年は立ち枯れ病などの被害が続いたことから、やむなく土壌消毒剤を使用せざるえない状況と判断し、一度だけ使用しました。
しかし、結果は期待していたほど効果はなく、病気・害虫に負けないように、作物を丈夫に育てることがなにより大切だと改めて気づかされました。
畑にとって良い菌を増やそうと、今年は、BM活性水※に納豆菌などを混ぜ散布し、土壌の状態は前年より明らかに改善し、手応えを感じています」と、生産者の米川さんは困難な経験を糧に、日々工夫を凝らしながら畑と向き合い続けています。
※バクテリア(B)・ミネラル(M)・ウォーター(W)の略。
自然界にある水資源循環の仕組みを地域の岩石や微生物を用いて再現する技術。
この仕組みにより製造された水はBM活性水と呼ばれ、堆肥作りなどにも活用されます。
農薬に頼らない栽培は常に雑草との戦いです。
手押しの除草機で一畝ごとに草を取り、夏には株から伸びたツルが地面に根を張らないよう、ひたすら手で持ち上げる「ツルあげ」を行います。
広大な畑での作業は終わりがなく、ようやく一面を終えても、最初の畑にはまた草が生え始めている…
米川さんのさつま芋づくりは、根気のいる作業の連続です。
「農園を受け継いで4年。先代の知恵を借りても、昨今の異常気象には頭を悩ませることが多いです。それでも、代替わりしたら味が変わったねと言われないよう、この味を守り抜いていく覚悟です」と米川さん。
安全・安心な農作物を求めるうえでは、その背景にある生産者の苦労に寄り添うことも大切です。
私たち組合員が見えない努力を 知り、食べ続けることが、産地の励みとなり、生産者の原動力となります。今年もこの実りに感謝をこめて、お届けします。
トライ・BMさつま芋