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ついに実現、飼料用トウモロコシ~産直豚お試し3点セット~
2025年10月3回

ついに実現、飼料用トウモロコシ~産直豚お試し3点セット~

農家の担い手不足や耕作放棄地の課題を解決するため、令和4年度から涌谷町が新たな転作作物として導入した「飼料用(子実)トウモロコシ」。

「エサから国産の豚肉を届けたい」そんな想いから始まった挑戦が、ついに実を結びました。

私たちの食卓に届くのは、単なる豚肉ではありません。

多くの人の想いが詰まった、宮城の地で生まれた新たな循環の輪。

今回から、すべての豚肉が宮城県産の飼料用トウモロコシで育った産直豚のお届けとなります。

あいコープみやぎI副理事長(左)と吉武常務(中央右)、飼料用トウモロコシ生産者の渡辺さん(中央左)と山田さん(右)後列:伊藤忠飼料(株)服部さん(左)、あいあいファーム大内さん(中央)、涌谷町職員藤崎さん(右)

あいコープみやぎI副理事長(左)と吉武常務(中央右)、
飼料用トウモロコシ生産者の渡辺さん(中央左)と山田さん(右)
後列:伊藤忠飼料(株)服部さん(左)、あいあいファーム大内さん(中央)、涌谷町職員藤崎さん(右)

食の自給への新たな一歩。

毎日の食卓に欠かせない豚肉。でも、豚を育てる飼料のほとんどを輸入に頼っているのが現状です。

実は、飼料を換算した場合の豚肉の食料自給率はわずか6%。
いくら「国内で育てた豚肉」と言っても、飼料を含めるとこんなに低い数字になってしまいます。

そして、この飼料の大部分を占めるのが輸入の「トウモロコシ」。豚や鶏、牛の飼料用として輸入されるトウモロコシは年間1200万トンにおよび、これは日本人が年間に消費する米の総量(7~800万トン)の倍量近くです。

この輸入穀物飼料への依存が日本の食料自給率を引き下げる大きな要因の一つとなっています。
また、輸入穀物は遺伝子組み換えやポストハーベスト農薬の不安、長距離輸送による環境負荷など、多くの問題も抱えています。

あいコープは持続可能な食の安全と自給を目指し、これまで産直豚の飼育に飼料用米の導入を積極的に進めてきましたが、この度、飼料用トウモロコシについても国産化を実現できました。

飼料用(子実)トウモロコシの収穫期は9月。今年の出来具合を確認。

飼料用(子実)トウモロコシの収穫期は9月。今年の出来具合を確認。

協同の力で広げていく。

『原料のトウモロコシは、宮城県涌谷町と名取市の米農家が栽培した「子実トウモロコシ」。
これを伊藤忠飼料(株)が石巻市にある工場で国産米と配合し、私たちの産直豚に適した飼料として実用化にたどりつきました。

これにより飼料原料の生産から豚の飼育、精肉加工、そして組合員の皆さんが食べる、すべて「地域で自給自足できる」豚肉が誕生しました。

トウモロコシの安定生産や、流通量が限られることから価格面でも割高となってしまうなど課題はありますが、同じ志を持つ生産者、自治体、飼料メーカーとの協同の力で実現した、「夢と希望」がぎっしりと詰まったトウモロコシです。

国産の飼料用トウモロコシを食べて育った豚は、食味が向上することも報告されています。

国産の飼料用トウモロコシを食べて育った豚は、食味が向上することも報告されています。

この飼料で育った豚肉を味わうことは、美味しく安全なだけでなく、日本の農畜産業と地域を支えることにもつながります。

未来の食と農を守る一歩として、ぜひご利用ください。』

あいコープみやぎ常務理事 吉武悠里

あいコープみやぎ常務理事 吉武悠里

あいコープみやぎ常務理事 吉武悠里

産直豚お試し3点セット

産直豚お試し3点セット