七郷みつば会 細谷 滋紀さん
厳しい寒さに当たることで葉がちぢみ、ぎゅっと甘みが凝縮されるゆき菜。
東北ならではの気候風土が育む味と、生産者の想いが詰まったおいしさを食卓にお届けします。
七郷みつば会 細谷 滋紀さん
厳しい寒さに当たることで葉がちぢみ、ぎゅっと甘みが凝縮されるゆき菜。
東北ならではの気候風土が育む味と、生産者の想いが詰まったおいしさを食卓にお届けします。
まだ薄暗さの残る早朝、仙台市東部にある七郷の畑では、生産者の細谷さんがゆき菜の育ち具合を観察していました。
七郷みつば会では、稲刈り後の田んぼを有効活用するため、冬の生業としてゆき菜を栽培しています。
「寒い中で育てると、身を守ろうと葉がちぢんで肉厚になり、甘みが増す。太平洋に面した私たちの畑に吹き込む冷たい海風は、栽培に最適なんだよ」と細谷さん。
七郷のゆき菜づくりは、引退した先代から続く技術を受け継いだもの。
その伝統を守るべく、細谷さんは「あいコープ農法研究会」を通じて生産者どうしの交流を深め、地域の馬糞や米ぬか、鶏糞などを活用した自家製堆肥を作るなど、地域資源を有効利用した農業に積極的に取り組んでいます 。
今季は10月の大雨で畑にまいた種が流され、ゆき菜の収穫量は昨シーズンの約4割に激減。
それでも粘り強く畑と向き合い続けてきました。
「気候変動の影響で年々夏の作物も育てにくくなっているから、冬に強い野菜を作ることの意味もより大きくなりつつある。土づくりもゆき菜そのものだけでなく、次の作物にも効くように、先を見て行うことが大切だね」と細谷さん。
ゆき菜は、寒さにあたることで美味しさが増す一方、あてすぎると葉が凍み、雪が多いと傷んでしまいます。
雪や霜が解けて葉が乾く、このわずかな時間で一気に収穫しなければならないため、気を抜けません。
それでも「楽しみに待っている組合員さんがいるからね!」と、細谷さんは寒風吹く冬の畑で、収穫作業に励んでいます。
トライ・ちぢみゆき菜
油と相性抜群!炒め物はもちろん味噌ラーメンのトッピングなどにもおすすめです