2013年あいコープ農産物アクション
「つくる」と「食べる」がつながって
希望のある未来へ
ごはんや野菜を食べて
生産者とともに元気に!
■ネオニコチノイド系農薬削減と3か年ビジョンについて
被害者にも加害者にもならない暮らしを実現するため、あいコープの農産物では農薬使用を見直す取組みを継続します。ネオニコチノイド系殺虫剤については、可能な限り使わない栽培を目指し、まずは生産者と一緒に実験と検証を重ねていきます。組合員の皆さんに満足して頂けるおいしさを確保しながら、環境にも配慮したこだわりの農産物を育てていきます。
■農薬削減アクションプラン
生産者との連携を強化し、収量・品質を守りながら農薬削減に挑戦します!
1.栽培計画・履歴のチェック
産地の現状を把握し、課題を見つけます。
2.農薬削減圃場の設置
農薬を減らしても収穫・味は十分か、実験します。
3.GAPを通した現地確認
生産現場を直接確認、解決法を一緒に考えます。
まんま通信ではココを見てください!→
■農法研究会 農薬削減への取り組み
大郷みどり会
実験栽培の成果が見えてきました!
野菜でのネオニコチノイド系農薬削減栽培をはじめて2年、品目によって可能なことがわかってきました。ネギやトウモロコシなどの露地野菜は難しいですが、トマトでは味も収量も良い結果でした。お米でも土づくりや除草方法の技術を磨いて、無農薬で味、収量ともに納得する栽培を目指します。
迫ナチュラルファーム
今年も技術向上に努めます
昨年に引き続き、お米やトマトでは無農薬でもたくさん収穫できました。
新たに、キュウリで慣行栽培に対し農薬を7割減らした栽培を実験しました。ネオニコチノイド系農薬を含む殺虫剤を特に減らしましたが、害虫の被害が大きく目標は達成できませんでした。今年はさらに技術を磨いて、再挑戦します。
クローバーズファーム(七郷みつば会)
さあ復興へ!クローバーズファームの取組み
20、30代の研修生も加わって、新たな一歩を踏み出しました。昨年は津波による瓦礫撤去には苦労しましたが、野菜の生育は順調で大収穫となりました。今年からは、新しく建設したハウスでのトマトや葉物野菜の出荷が始まります。まんま通信での登場を、期待してお待ちください。
天童果実同志会
挑戦します!ネオニコチノイド系農薬削減のりんご栽培
一度発生すると、あっという間に増えてしまう果樹の害虫。農薬で被害を抑えることはできますが、あえて昨年は、慣行栽培の半分の農薬使用回数での栽培に取組みました。今年はさらにネオニコチノイド系殺虫剤を使わずに栽培する実験圃場を、まずはりんごで設けて、自分たちの技術と課題を追究します。
■12/6農産業議会・研修会の報告
若手もベテランも、農薬について改めて勉強しました
宮城県の農業・園芸総合研究所で害虫担当をしている宮本武彰研究員を招き、野菜の害虫防除について講演会を開催しました。農薬の基礎知識から、畑での観察ポイント、新しい防除技術の紹介など、農薬削減にも不可欠な知識を改めて学びました。若手、ベテラン合わせて45名の生産者が集まり、日頃困っていること、疑問に思っていることなど活発な質疑が行われ、各産地でさらなる技術向上につながる講演会になりました。