活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

7/6 たねまきプロジェクト2024 種まき

今年で7年目のたねまきプロジェクトですが、初回から天候が悪く延期になり7/6に無事に種まきをすることができました。

2018年に主要農作物種子法が廃止になり、その年から「たねの大切さを学んで守ろう」と秋保ゆうきの会の渡辺重貴さんのご協力で「たねまきプロジェクト」がスタートしました。

この日の気温は高い予報で、熱中症を心配してましたが、秋保は涼しく気持ちの良い風の吹く中の作業となりました。

渡辺さんから作業内容の説明の後に昨年採った種(丹波大納言)を見せていただきました。

昨年収穫した丹波大納言、今年で7年目です

昨年収穫した丹波大納言、今年で7年目です

昨年の猛暑に負けずに沢山採れた種は、見るからに美味しそう!そしてつやつやできらきらしていました。

小豆の先祖、ヤブツルアズキ

小豆の先祖、ヤブツルアズキ

渡辺さんは今の小豆の祖先、小さくて黒い粒の「ヤブツルアズキ」を持ってきてくれたのですが、これを何代も何代も選んで育てていくうちに今の小豆になったのだろうとのお話にロマンを感じました。

お話しの後は早速作業開始。

渡辺さんの秘密道具

渡辺さんの秘密道具

渡辺さんのひみつ道具(二股の枝の間隔が30㎝の棒)で畑に穴を空け、種を2粒ずつ入れて優しく土をかけます。

ふた粒ずつ丁寧に蒔きます

ふた粒ずつ丁寧に蒔きます

子どもたちも小さな手にたくさんの種を持ち、楽しそうに種をまきました。
渡辺さんが手を掛けている畑はふかふかで作物に対する愛情を感じることができました。

大人も子どもも楽しくて種まき作業はあっという間に終了、最後に畑にあった大きな石をみんなで拾い、渡辺さんからはあずきは生命力の強い作物で肥料がなくても丈夫で強いというお話も聞きました。

これから7~10日くらいで芽が出るので、苗を強くするために次は土寄せと土を盛る作業を行う予定です。

これから暑くなり大変な作業もありますが、これまで繋いできた大切な大切な種をまき育て、種を採りまた翌年まくというこの活動を通して、種のこと食のことを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

今年はどんなあずきになるのでしょう?

(担当理事)