活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

第19回GMOフリーゾーン運動全国交流集会inえひめ3・パネルディスカッション編

第二部はパネルディスカッション。「食べ物のことを考える えひめサミット」と題し、パネリストがそれぞれの経験と意見を述べあいました。

パネリストの皆さん

パネリストの皆さん

無茶々園の大津専務理事からは、農業生産の現場の実情、作り手も高齢化の中、再生産価格を思えば高くなる一方のミカンをどこまで買い支えてもらえるのか。スマホ代は払えても食べ物は「高い!」となりがちな現状を訴え、今50周年を迎えた無茶々園が次の100年に向けて「暮らし方と食べ方を考え、どう自分なりの暮らし方にもっていくか、考えていく」と話されました。

今治市議会議員の内山さんは、今治市の「食と農のまちづくり条例」を紹介し「今治市から県を変える、国を変える」「人と人のかかわり方が分岐点と感じる。
原点回帰とまではいかないが情報過多の今、自分達で何が正しいのか見極めながら土を育て作物を作っていきたい」と力強く話されていました。

西条森のようちえん「おむすび」の皆尾代表は「妊娠を機に食に関心を持った。意識はあるが食べるものを選べないと感じる」と話され「孤立しがちな母親が情報源にするスマホの情報も正しいのか不安」「地域を見直し、身近なコミュニティが広がっていけば、自分一人ではできないことを誰にどう手伝ってもらえるかわかる」との意見でした。

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンの天笠代表は「世界に逆行して日本で進められているゲノム編集は、国内では反応があまりなく、知っている人の割合が少ない。
表示の問題が大きいと思う。消費者に知らせると買わない、だから知らせない。
新しい技術はどんどん出てきているが、必ず何かの副作用を起こす。何が起こるか予測がつかない。みかんのゲノム編集研究は、みかんの将来を危うくする。」
「命の源は太陽なんです。人工的な環境ではなく自然と共にあるべきだが企業は逆をいっている。これからも私たちの生き方、考え方を企業にぶつけていく」と締めくくりました。

交流集会プログラム

交流集会プログラム

(担当理事)