しおさい地区委員会では毎年身近に咲く菜の花を持ち寄り、遺伝子組み換え(以下、GM)ナタネの簡易検査を行っています。
今年は組合員さんを交えたオープン定例会とし、最初に「パパ遺伝子組み換えってなぁに?」のDVD鑑賞会を行いました。
このDVDはアメリカの映画監督が子どもたちの「食の安全」を守るため、食産業の裏側に迫ったドキュメンタリー。
家族で問題意識を共有し、GMは自然界にとって不自然なことだと我が子に伝えようと奔走する父親の姿がありました。
大企業の利益が絡んでいる現実が分かりやすく伝わり、自分たちにできることは何かと考えさせられました。
DVD鑑賞後はあいコープGM担当のT理事のレクチャーのもと、持ち寄った3検体の検査をしました。
採取場所が違うカラシナ系のナタネが2検体、セイヨウナタネが1検体。

持ち寄ったナタネ
GMナタネの可能性があるのはセイヨウナタネということでドキドキしながらキットを使っての簡易検査です。

丁寧なレクチャーで委員さんの理解も深まります
葉っぱを1枚取り、精製水の入った小さな容器に入れつまようじで潰し薄い緑の液にします。
ここに試験紙を入れ反応を待った結果、今回の3検体すべて陰性のナタネでした。

簡易検査する委員さん
T理事からは石巻港付近で見つけたGMナタネを見せてもらいました。
周辺は飼料工場が多いとのことで、輸送トラックからこぼれ落ちたGMナタネが生育したのかもしれません。
農薬をまいても枯れない植物が存在して宮城県内にも自生しているという事実をもっと多くの人に知ってもらいたいです。
この時期おなじみのナタネ定例会も5回目になります。
大事な地区委員会活動として今後も続けていきたいと思います。
(担当理事)