活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

9/17 米沢郷牧場見学

太白地区では今年度「平飼いこめたまご」について学習しています。
9月17日には平飼いこめたまごを生産している米沢郷牧場を見学しました。

うみたてのたまご

うみたてのたまご

見学ではたくさんの学びがあり、当たり前に店頭に並んでいる卵は、鶏の命そのものだという事を実感しました。

鶏舎で真剣に説明を聞く委員さん

鶏舎で真剣に説明を聞く委員さん

米沢郷では規定の穀物飼料に加えて、近隣地域で収穫されたお米の米糠を乳酸発酵させた飼料を鶏の生育段階に応じて配合を変えながら給餌しており、飼料・水・生活の場の環境を独自の視点、技術を用いて整えて運営されている事が強く印象に残りました。

飼料工場見学

飼料工場見学

飲み水には、BMW(バクテリア ミネラル ウォーター)や天然石を活用してミネラル補給等も考慮した生き物に適した水に作り替える工夫も見られました。

元気に動き回る鶏たち

元気に動き回る鶏たち

鶏の生活環境の場となる養鶏場は、鶏達が自由に歩き回ったり羽ばたく事ができ、安心して卵を産む事ができるように鶏の習性も熟慮して整えられていました。
人の手で生活環境を整え、温度や土壌の乾湿保持、給餌の管理など、すべてにおいて、最善を尽くして抗生物質や殺菌剤に頼らない安全安心な平飼い卵を追求して下さっている事に感激しました。

人懐っこい鶏たち

人懐っこい鶏たち

また、鶏の生活している床に乳酸醗酵した餌を食べた鶏が糞をし、鶏が歩き回り砂浴びをする事でよく混ざり合って、お米を作る田んぼの肥料に使われ、地域の中で循環されている事も大きな嬉しい発見でした。

市場に出回る卵を産む鶏の多くは、狭いスペースで病気にならないように薬剤を使用して飼育され、産んだ卵の中まで浸透する次亜塩素酸ナトリウムで洗浄されて出荷されるという事実に驚愕しました。

米沢郷では、卵の中に浸透しにくい温度に設定したお湯で洗浄乾燥し、障がいを持った方達とも連携して仕分け作業を行っています。
これらの事から、米沢郷の平飼い米たまごは、作り手の愛情がたっぷり込められたストレスフリーの鶏から産まれた貴重な卵なのだという事が分かりました。

集合写真

集合写真

米沢郷のみなさまとあいコープのみなさまに改めて感謝申し上げます。
ありがとうございます。

(太白地区委員)