梅雨の晴れ間の土曜日、無農薬の七郷トライ田んぼ(若林区)では2回目の除草作業が行われました。
続々と集まってきた参加者のみなさん。子ども達はさっそく水路を覗きこみ、ドジョウやザリガニを探します。

生き物好きな七郷クローバーズファームの深谷さん(奥)は毎回子ども達に大人気
一方の大人達は田んぼを見るなり「あれ!?雑草すごくない!!?」
6/15に行った1回目の除草作業で結構やっつけたはずなのに…
ここ数週間で一気に夏日が増えたせいか、水面には大きく成長しつつあるコナギやホタルイが生き生きと顔を出していました。

元気な稲とたくましい野草達
もちろん稲もしっかりと成長していますが、ここで草の勢いを抑えておけるかどうかで収量が変わります。大人も子どもも勇んで田んぼに入り、黙々と作業にいそしみました。

田んぼに入るのにも慣れてきました!
後の予定が控えているため、後ろ髪をひかれる思いで作業終了。
30分程の作業でしたが、大勢で入った後の田んぼは大分すっきりとして見えました。

手押し除草機も活躍します
次は田んぼから少しだけ移動して、七郷クローバーズファームの産地見学です。
代表の細谷さんの案内で、木造にこだわったライスセンター、堆肥場、そしてクローバーズの代名詞「中玉トマト」の大きなハウスを見学させていただきました。
ライスセンターは、収穫したコメを乾燥させてごみやくず米を取り除き、もみすりをして玄米の状態で貯蔵するための施設です。精米室も備えており、組合員からの注文に応じて精米し出荷しています。
ひんやりした建物内には米ぬかの香りが漂っていました。

ライスセンター内部。太い木の梁が目を引きます
堆肥場では、現在県内の産地を中心に取り組んでいる「あいコープ資源循環型農業推進プロジェクト」の説明があり、完成したサラサラの「たね堆肥」に触ることもできました。

たね堆肥はサラサラしていて土の香りがしました
最後はお待ちかねのトマトハウス。
大きなハウス内には、これまた大きなトマトの木(!)がずらりと並び、真っ赤なトマトがたっくさん!

ちょうど中玉トマトの最盛期

真っ赤なトマト!おいしそう♪
クローバーズでは年に2回トマトの作付けをしています。日よけや寒冷紗を活用しなるべくエネルギーを使わないハウスでは、近年の異常気象により出荷の計画を立てるのが難しくなっているそう。欠品してしまうこともあり、一組合員としては残念なことですが、どんどん注文して応援しよう!と気持ちを新たにしました。
トマトと規格外の人参をお土産にいただき、産地交流は終了。
次回の七郷トライ田んぼは毎年好評、むかっち先生を招いて「田んぼの生き物調べ」です。お楽しみに♪
クローバーズスタッフのみなさん、今回もありがとうございました!
(担当理事)