活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

7/3 泉A地区「趙さんの味」見学&交流会

今年度のPB学習テーマ「焼き肉のたれ」を学びに、「趙さんの味」工場見学に行ってきました。

駐車場へ降りたとたん「えっ!?美味しいニオイ!ご飯が欲しくなる笑」とざわつく一同、漂う香りに期待が膨らみます。

あいさつもそこそこに「まず見ましょう!」と工場内へ。
「狭いから気をつけてー」と笑う李さんの案内で、ちょうど作業中の「焼き肉のたれ」瓶づめの様子を見せていただきます。

同じ量を自動で出してくれる機械から一滴もこぼすことなく「詰める人」「ゴマを足してキャップをかぶせる人」「キャップを装填する人」3人がかりの流れ作業はサクサクと進んでいきます。

「すごい技ですね」
「でも最初はあふれたり、はねたり大変だったのよ。たれは熱っついからね」
「うわ、危ないですね。キャップ締めたビンを逆さにするのはなぜ?」
「熱いたれの温度を利用してキャップ側も消毒させるの」

なるほどー、経験を重ねての熟練の技だし、作業の内容には全て理由があるのですねー。

キムチの白菜塩漬けの様子や保管している冷蔵庫内など「見てって、ぜひぜひ♪」と惜しみなく紹介する李さん、あふれる人柄の良さ、もう惚れてまうやろー笑

2階調理室に移動し、お話を伺いました。野菜がたっぷり使われているのもこだわりの点ですが、たれの味の決め手はやはり醤油とのこと。取引先のニーズに合わせて指定の醤油など、いろいろ使っているそうですが「鎌田さんの醤油はコクが違うの!」あいコープの様々な商品のベースになっている「鎌田さんの醤油」ですが、改めて宮城県にこの醤油がなかったらと思うと、喜びと感謝もひとしおです。

焼き肉のたれの歴史、お母さま「趙さん」との思い出話、そして東日本大震災被災の状況…。1月に念願かなって完成した新しい工場を3月に失った心情を思うと言葉もありません。

それでも「まってるからね」という組合員の声に励まされここまで来たと。「あいコープの組合員さんは違う。商品の材料のこと、無添加の本質、価値をわかって買い支えてくれる。」世の中値上げ値上げで苦しい中、焼き肉のたれは売り上げが伸びているそう。

『趙さんの味』は母の味です。と語る李さん。

『趙さんの味』は母の味です。と語る李さん。

「味の変化にも敏感な組合員さんたちにいいものを届けたい。高いとなかなか買いにくくなるだろうから、ギリギリのところでがんばっている」そんな「趙さんの味」の持続可能を願わずにおれません。

最後はなんとビックリ、試食というよりは「宴会料理」のようなボリュームで、焼き肉のたれを使ったお料理の数々が用意されていました。「焼き方はお願いしますね♪」なんて、おちゃめな李さん(笑)

焼肉のたれで豪華なおもてなしメニューがパパっと!

焼肉のたれで豪華なおもてなしメニューがパパっと!

タマネギ・椎茸・人参を刻んでたれを混ぜたもの、お肉はまた別に袋の中でたれを絡めてあり、フライパンの中で一緒に炒めて食べるだけ。下味がしっかりつくので子供達も野菜をたくさん食べられるとのこと。

生野菜たっぷりサラダのドレッシングは焼き肉のたれと酢と油をまぜてかけるだけ。味の配合や油の種類などはお好みだそうで、アレンジも自在。簡単にボリュームあるおもてなし料理ができることを教えてもらい大満足!李さんに胃袋も心も、もう完全に掴まれて帰る一同でした。

李さんを囲んで集合写真。ありがとうございました!

李さんを囲んで集合写真。ありがとうございました!

李さん、学びも心づくしのおもてなしも、ありがとうございました。秋のお祭りでまたご一緒出来るのを楽しみにしています。

みなさまも11/2(土)「Wa!わぁ祭り」へ、素敵な李さんに会いに行ってみませんか?

(担当理事)