今年度、石巻地区委員会が学習するPB(プライベートブランド)商品は「大郷の米粉」。
米粉の生産者、社会福祉法人みんなの輪わ・は・わ味明を青葉地区委員会と合同で見学しました。

利用者さんの仕事を説明する職員の菅原さん
あいコープのPB商品とは組合員・生産者・職員が協力して開発したあいコープ独自の商品で主原料国産100%など6つの約束があります。
わ・は・わ味明は就労継続支援事業所B型で、利用者さんは銅線皮むきや磨き作業などのリサイクル作業、箱折や封入作業など多種多様な仕事があります。
みなさん大人数の訪問で驚いた様子でしたが、自分の仕事に丁寧に取り組んでいました。

援農作業も担っています
わ・は・わ味明ではあいコープPB「大郷の米粉」を生産しています。
主な米粉の原料はあいコープでもおなじみの生産者、大郷みどり会の減農薬減化学肥料の産直米「げんきまる」で安全安心な商品作りをしていると知りました。
製粉室は機械を使用するので高温になりやすく、精米時や出来上がりの米粉を30キロ単位で扱うため力仕事が多いそうです。
また、食品なので衛生管理が大事なこと、作業工程も多いため可能な限り利用者さんが参加できるよう職員さんが工夫していることを教えてもらいました。

使用済み食用油を炊き石けんにする釜
隣の敷地にある粉せっけんさいかち工房も見せてもらいました。
プレハブにエアコンはありましたが、暑い中で仕事する利用者さんは大変だと思います。

できた石けんを粉状にします
また、石けんを作るための細かい工程の中に危険な薬品を使うことや、できあがった石けんを粉砕する時は粉が舞い大変なことを知りました。

パン作りを見学する委員さん達
最後にパン工房わ・は・わも見学しました。
ちょうどパン作りの真っ最中。美味しそうな香りがして子ども達はそわそわしていました。

大好きなクリームパンだ!と喜ぶ子ども達
作業場にいた利用者さんが近くまでパン生地を見せに来てくれたり、ジャムおじさんみたいな棒を使って生地を丸めたり伸ばしたりする姿を大人も子どもも夢中になって見ていました。

パン工房前で櫻田常務と
わ・は・わ味明で出る米ぬかやパンの耳は、あいコープの養豚場あいあいファームの豚さんのご飯になっていることも教えてもらい、資源が無駄なく使われていることに感動しました。
社会福祉法人みんなの輪の理念「障害のあるなしにかかわらず、だれもが安心して暮らせる地域社会を目指して」。
みんなの輪はあいコープから生まれたと聞き、みんなの輪の商品を購入することが社会貢献になっているのかなぁ、とひとつひとつの商品を見て感慨深い気持ちになりました。
(地区委員)