まだまだ夏は終わらない!
気温は30度、でもちょっとだけ風が気持ちいい9月15日、山形県天童市にあるトライりんご(通称やっぺしりんご)の園地を見るために46名の組合員が園地に集まりました。
3月から月1回のペースで園地に行きりんごの世話をしているオーナー組合員と、バスで見学ツアーを組み参加した組合員です。
バスは9時に仙台を出発して、クイズを楽しんだりネオニコチノイド系農薬について予習をしながら1時間半で天童に着きました。

バスの中ではりんごクイズ
自家用車で参加のオーナーのみなさんと合流し、まずはオーナー園地のりんごの様子を見ました。
まだ夏の気候のままのせいか、色づきが遅く、青い実を前に説明を受けます。昼夜の寒暖差で果物は色づき、美味しくなっていくのだそうです。
みんなで、オーナー園地のりんごのいくつかにに黒いシールを貼りました。日を浴びて赤くなる際、シールの部分だけ色が付かず、デザインされたりんごに仕上がるちょっとしたお楽しみです。

りんごにシールを貼ります
次に、広い園地を散歩しながら、紅玉やふじ、ラ・フランスなどの果物の実りを見学に行きました。
今年も猛暑で、しかも雨が極端に少ない干ばつ状態。病気や虫の被害も深刻で、そんな中実っている実にはお疲れさんと言いたい気持ちになります。

暑いけどりんご園地の中は日影もあって気持ちいい
参加者は時々木陰に入りながら、生産者さんの説明を聞きました。

生産者さんに病気のりんごを見せてもらった
近くの公民館に移動して、今度は昼食会です。

公民館で交流会スタート
天童のお母ちゃんたちが作ってくれた芋煮を食べながら、各テーブルに散らばった生産者さんとたくさんお話しました。

生産者さん紹介
芋煮はなんとあいコープの産直牛肉入りです。
大人も子供もお替りしながらいただき、最後はカレーを入れて味変した上にうどんまで入れちゃう!みんなお腹一杯でした。
交流会では生産者さんの自己紹介に続き、参加者も感想を発表しました。
「子どもに生産現場を見せたかった」「あいコープの食に関するポリシーに賛同している」「農家の苦労がわかった」と、様々なコメントが寄せられました。
会場では生産者の鈴木さんと子どもたちが「市販の飲み物の糖分測定」を行い、カフェオレ飲料やコーラ、乳酸菌飲料などの糖度を調べ、天童の果物の糖度がそれと同じかそれ以上だということを知りました。

お土産を購入
楽しかったツアーもあっという間。お土産に、生産者さんが準備した果物セットを購入します。りんご、なし、すもも、ぶどう・・・持ちきれないくらいのずっしりした袋を受け取り、参加者の皆さんは帰途につきました。
天童果実同志会会長の片桐完一さんによると、代々作ってきた果物が、この先作れなくなるのではと気がかりだそうです。
気候が激変し、今までの標高や品種では作れないものが出てきそうだと。
いつまで、今まで通りの恵みをいただくことができるのか心配ですが、私たち組合員は環境を考えて作られる作物を選び、食べる(購入する)ことで生産を続けてもらえるように頑張ろうと思いました。

 楽しかったね
まんま通信に天童の果物が掲載されているこの秋のシーズン、眺める楽しみも選ぶ楽しみも割り増しになったツアーでした。
(担当理事)
 
                
