活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

8/26 どうする?我が家の電気代~発電産地とつながろう~

あいコープが「パルシステムでんき」の取り扱いを始めることを記念して、キックオフイベント「どうする?我が家の電気代~発電産地とつながろう~」を開催。土曜日の昼下がり、会場のエルパーク仙台には約120名もの方々が集まりました。

まず、環境学者である飯田哲也さんに「世界の、日本の、そして東北の自然エネルギー」をテーマにご講演頂きました。

世界的と比較して日本の再エネ推進の遅れを指摘


福島の原発事故から6年、自然エネルギーは身の回りに普及しているように見えますが、飯田さんに世界のお話を聞くと、どれほど日本が時代遅れかがよく解りました。昔は夢のコンピュータだったものが、今はスマートフォンになって手のひらに収まり、しかもそれは個人が買える値段になっている、それと同じように、太陽光発電や風力発電などの発電設備も、機能は優れ、価格は安くなってきている・・・。
飯田さんはとてもわかりやすい例えでお話しくださり、会場の参加者は再エネ100%で暮らす時代がもうすぐそこに近づいている!と感じたことでしょう。

後半は、飯田さん×ひっぽ電力×パルシステム電力×あいコープの4者ででトークセッションです。
ひっぽ電力からは事務局の金上さん、パルシステム電力からは部長の菅原さんをお招きし、インタビュー形式で様々なお話を伺いました。

トークセッション


今後のエネルギー供給や再エネ普及は地域主体で誰もが様々な形で参加できる時代になっており、世界的にも将来性が明るいと語る飯田氏。「誰が、何の目的で自然エネルギーの発電所を作るのかを見極める必要がある。」

飯田氏


次に、あいコープ多々良専務理事よりパルシステムでんきの特徴と、でんきを買うためには…等の解説がありました。



飯田さんが所長を務める「環境エネルギー政策研究所」と、パルシステムでんきの発電産地「ひっぽ電力」の出会いのお話や、あいコープがひっぽ電力とどのように交流してきたか、その経験をとおして、どんな想いで電力事業を始めようとしているかを会場の皆さんに伝えることができ、「地元の電気」をより身近に感じてもらえたのではないかと思います。
そして「電気を選ぶ」ことは、原発に頼らず再エネで暮らす社会を創るために個人で出来る1つの手段だと共有できたとも思います。

全体会が終わった後、個別相談コーナーには長蛇の列ができ、スタッフ総動員で対応しました。みなさんの関心の高さがわかります。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

「パルシステムでんき」キックオフ!
「パルシステムでんき」キックオフ!

※このイベントの内容を振り返る「おさらいカフェ」が開催されます。
飯田哲也氏の講演を聴き逃した方も、もう一度聴きたい!という方も、都合の良い会場と日時を選んでぜひご参加ください。
日程は2017年9月22日、10月10日、10月17日、10月20日。

(担当理事)