活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

8/3 マルト高橋徳治商店工場見学 太白地区委員会

お豆腐揚げでおなじみの、マルト高橋徳治商店東松島工場に太白地区委員会の親子で訪問しました!
地区委員さんたちにとって東松島新工場は初めての訪問で、念願の工場見学となりました。

始めに、かまぼこ工場を見学させていただきました。

工場見学


かまぼこの主原料になるすり身は、現在ほとんど外国産が使用されているそうです。
一方、高橋徳治商店の練り物は、国産のタラすり身、その中でもリン酸塩を添加していない貴重な“北海道産の無リンタラすり身”を使用しています。

無リンタラすり身に石巻港で水揚げされた小魚をブレンドし、季節によって合わせる魚や練る時間、配合を微妙に変えて作っているそうです。
しかし、それを見極めるのはとても難しく手間のかかる作業で、5年かかって一つの商品を作れるようになり、工場の全商品を作れるようになるには30年の年月がかかるそうです!
ちなみに、大手の工場は添加物で味を安定させるので、技術や経験がなくとも作れてしまうそうです。

シンプルで厳選された材料を正直に手間暇かけて作って下さっていることがわかり、どんなところにも手を抜かない姿勢に高橋徳治商店のこだわりを感じました。




工場は日によって製造するものが変わります。この日はお豆腐揚げが作られていました。

揚げたてのおとうふ揚げ


社長のご厚意で、揚げたてあつあつのお豆腐揚げをいただきました。
ほっぺが落ちるくらい美味しい!と子どもたち(笑)

ほっぺが落ちるくらい美味しい!


次に、かまぼこ工場の向かい側にある、野菜加工場を見学しました。
ここでは、震災や学校、家庭など様々な事情で傷つき、心の病や引きこもりになった若者の雇用を生み出す取り組みを行っています。工場では、地元生産者さんが育てた野菜や果物を加工して美味しいままで消費者へ届けたいとの思いがたくさん詰まっていました。

「被災地で被災した生産者だからこそ出来る事業なんです。苦しいけど…」と笑う英雄社長。
被災した地域の人たちの心にも寄り添う取り組みに、社長の深い愛情を感じました。
私もあいコープの組合員として、今出来ることを考えて行きたいと思います。

工場見学の後は、お昼を兼ねた交流会と添加物学習会をしました。

お昼を兼ねた交流会


市販のスイーツに使われているクリームはどうやって作るかわかる?
ファーストフードのお魚バーガーは本物の魚が使われてると思う?
と、実際に食べ物の中身や表示を見ながら社長が添加物について話しをしてくれました。

添加物学習会
添加物学習会

子供たちは興味津々で社長の周りに集まり目を輝かせて聞いていました。

目を輝かせて聞く子供たち
目を輝かせて聞く子供たち

見本に持参したファーストフードのハンバーガーを、あれだけ「食べたい!」と言っていた子どもたちが、社長のお話のあとは誰も「食べたい!」と言わなくなりました(笑)

~参加者の感想~
・普通に売っているものは添加物など体によくないものが入っているんだなと思いました。一番おどろいたのはシュークリームのクリームが本当のクリームではないことでした(小6)
・出来たてのお豆腐あげがおいしかったです(小4)
・野菜加工場が完成し、その役割が若者の就労支援であることに改めて社長の愛情の深さを感じました。
・社長と従業員の皆さんのたゆまぬ努力とごまかしのない本物の練り物を食べられることに感謝しつつ、これからもたくさん食べて応援して行きたいと思います。
・製造現場がとても清潔で、隠すところがない、うそのないマルトさんらしさがつたわってきました。若者、子供たちの事まで考えてくれているマルトさんがもっと身近に感じられ大好きになりました。

社長を始め従業員の皆さま、親子で貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

ありがとうございました
ありがとうございました

(担当理事)