11月18日、秋保ゆうきの会の渡辺さんの畑で小豆の収穫&脱穀作業を行いました。
このイベント「たねまきプロジェクト@秋保ゆうきの会 あの・渡辺さんと小豆を育てよう!」は、『種子(たね)』について考えてみよう、という今年度のあいコープのプロジェクトの一環として仙台市立鹿野小学校社会学級さんと一緒に、「来年播くためのたねを収穫する」ことを目的として小豆を栽培しているものです。
10月中旬に収穫の予定でしたがサヤの成長が遅く、一カ月見送り、この日の作業となりました。
こちらが「あの・渡辺さん」。収穫のポイントを聞き、作業を開始します。
本来なら小豆の株ごと刈りとり、一気に脱穀できるのですが、まだ青いサヤが残っているので、茶色く乾燥したものだけを選びながら一つひとつ収穫しました。
まだ緑色のサヤが残っているので茶色いのだけを収穫
取り残さないようにじっくり探します
その後はこれまたひとつひとつ、手でサヤをむいて小豆を取り出します。
無農薬栽培のためか虫に食われたものが多く、作業しながらあちこちで「う゛ゎぁ~っ!」「また虫だよぉ~」「きもっ」という声が…
それでも手をとめる人はなく、最後まで黙々と小豆をむき続けました。
※虫の写真は、記事の最後に載せます。大丈夫な方はご覧ください。
ひとつぶひとつぶ丁寧にサヤから出します
みんなで小豆とにらめっこ
みんなが取り出した小豆を一か所に集めると、頑張った子どもたちは大興奮。
脱穀した小豆を集める
たくさん集まった小豆に、大興奮のこどもたちがカゴに頭を突っ込む(^^)
重さを計ってみると9.2kg。
2kgの小豆を撒いて、この日収穫できたのは9.2kgですが、この後洗って乾燥させて、12月には選別作業をするので、だいぶ減ることでしょう。
9kgを超える小豆が採れました(この後の選別でぐっと減ることでしょう)
目的は、来年播く小豆をつくること。
形がよくて、大きくて…という小豆を2kg選び抜きます。
残った小豆があったら、みんなでお汁粉を楽しむ予定です。
かつては個々の農家で、収穫した豆をより分け、来年のたねを残すという事があたりまえに行われてきましたが今ではあまり見られません。
今回の作業では、文字通り一粒ひとつぶと向き合って小豆を収穫しました。
参加された方々がじっくり「たね」に関わることで見えてきたものはたくさんあるはずです。
「たね」を知ると、農作物がますますありがたく、愛おしいものになってきますね。
このあと閲覧注意!
虫の写真があります。
虫がいても、みんな手を止めずに作業しました!
(担当理事)