梅雨の貴重な晴れ間、むかっち博士こと向井康夫先生に七郷トライ田んぼにお越しいただき【生き物調べ】をしていただきました。
どんな生き物が生息しているのか調査中のむかっち博士
むかっち博士は田んぼの水生昆虫の研究者で、東日本大震災で津波被害を受けた水田復旧の際、元々いた生き物がちゃんと戻ってくるかを調べるプロジェクトに3年間関わっておられた方です。
2週間ぶりに訪れた田んぼには浮き草がびっしり生えており、雑草を抑制してくれているかのようでした。
昨年は多くの子供たちと一緒に、この田んぼの水の中にいる生き物を博士お手製の顕微鏡で観察するという活動を行いましたが、今年は生産者の阿部さんと理事1名立会いの下、調査をお願いしました。
むかっち博士はまず、田んぼの水をバケツですくって、白いトレイに移して調査を始めました。よく見ると、うにょうにょ動く虫、細長い虫やげじげじ様の虫など、実に多くの虫がいるではありませんか!!
スポイトで生き物を捕って観察します
先生は、虫を1種類ずつスポイトで吸って、顕微鏡に移して種類を特定して記録をしていきます。
今年は昨年見られなかったドジョウや巻貝も見られたとのこと。また昨年よりも、田んぼの土がふかふかになっているとの感想をいただきました。
生産者の阿部さんも顕微鏡を覗きます
あきあかねも沢山飛んでいましたし、蛙は昨年より多く見られ、今年の調査では32種類の水生生物が確認できました。
小さなドジョウ発見!
まだ2年目の無農薬田んぼですが、これからどのような変化があるのか継続して調査をお願いしたいと思っております。
(担当理事)