活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

4/20 畑に行こう2019・第一回 じゃがいもの植え付け

良く晴れた4月20日土曜日、今年度第一回目となる「畑に行こう」が開催されました。

まずはあいコープ日の出センターに集まってオリエンテーション。
活動の舞台となる七郷の説明や、この企画を支えて下さっている「仙台えんのう倶楽部」の紹介、そして一年の流れや注意事項などを参加者に説明させて頂きました。

オリエンテーションの後、あいコープから車で15分ほどの場所に位置する七郷の畑に移動。
まず、圃場のがれき拾いからスタートです。
震災から丸8年。津波の被害にあった、海岸から2キロの七郷の畑からは、まだ、瓦礫の破片が出てきます。

圃場のがれき拾い


どんどん出てくる石やガラスの破片。
拾っても拾っても、風に運ばれて来たり、土の奥深くから出て来たり、尽きることがないのだそう。震災の爪痕はまだまだ消えることはありません。
夢中になって拾ってくれた子ども達の尽力もあって、バケツはすぐにいっぱいになりました。

がれきでバケツはすぐにいっぱいに


いよいよ、じゃがいもの「種イモ」の植え付け作業に入ります。
えんのう倶楽部の方より、茎に実がなるジャガイモの特性についてや、作業の方法をお話しいただきました。

ジャガイモの植え付けについての説明


マルチ(黒いビニールシート)をかぶせた土にジャガイモを植えていくのですが、イモを植えるためには、マルチに穴をあける必要があります。

そのための秘密道具が2つ!
ビニールを丸く切り取ることができる丸い缶の先をギザギザにしたものと、切り取ったビニールを捨てるために腰に取り付けるバッグ。どちらも、えんのう倶楽部の方のお手製です。
バッグのお陰で、風の強い七郷地区で一瞬で飛んでいくビニールのごみを畑に散乱させることなく回収することができました(^o^)

家族で協力


道具を使ってマルチに穴をあけ、4~5cmの深さに種イモを植えたら土をかぶせます。

マルチの穴あけは子どもたちに大人気♪
マルチの穴あけは子どもたちに大人気

これで本日の作業は終了。
圃場の準備・マルチ貼り・秘密道具の準備・当日のサポート…仙台えんのう倶楽部のみなさんのおかげで、今回もスムーズに作業を進めることができました。

ジャガイモは生育が早く、3カ月で収穫が可能になるそうです。
無農薬で、殺虫剤や除草剤を使わない畑で育てます。

あいコープの生産者である七郷みつば会(クローバーズファーム)と仙台えんのう倶楽部の多大なご協力があって毎年実現させて頂いている、この「畑に行こう!」企画。組合員が参加できる部分はごく一部ではありますが、土に触れ、いつも口にしている農産物に思いを馳せることができる時間でもあります。

「畑に行こう!」は1年間の登録制、毎年3月に募集があります。
みなさんもご興味がありましたら、ぜひご参加下さいね。

(担当理事)