活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

9/27 タンポポ村オンライン工場見学 ハム・ウィンナー編

石巻・太白地区委員会では、今年度タンポポ村のハム・ウインナーの学習をしています。

コロナウイルスの影響で現地へ工場見学に行けなくなってしまったため、タンポポ村とオンラインでつないでバーチャル工場見学へgo!!

タンポポ村は南相馬市鹿島区の海沿いにある従業員約20名の小さな工場です。あいコープからの要望を受け、産直豚で発色剤を使わない”無塩せき“のハム・ウインナー等の製造に取り組んでいます。過疎地域のため、地域の方々の安定した雇用にもつながっているそうです。

工場でハムやウインナーが作られる様子を動画で見ながら、マネージャーの牛渡さんに実況解説をして頂きました。

マネージャーの牛渡さん

マネージャーの牛渡さん

ハムの製造工程は、まずお肉をカットして調味液に漬け込み、ハムの形に整えて桜と楓のチップでスモークします。スモークが終わったら、シャワーで冷やしカットしてパッケージに詰め金属探知機を通過したら完成です。

一連の作業を従業員の方々が丁寧に行っていました。

一連の作業を従業員の方々が丁寧に行っていました。

市販のハムには発色剤や様々な添加物が使われていますが、タンポポ村のハムは原材料と貝カルシウムだけととてもシンプルです。貝カルシウムはホタテ由来の成分で、ハムらしいプリプリ感を出すために使われているそうです。

シンプルがゆえに素材の味が活きる美味しいハム。時々穴が開いていたり、キャラ弁を作るのに色がちょっとなあ…と思ったことも正直ありますが、たくさんのご苦労がありながら、あいコープ組合員の想いをご叶えて下さっているタンポポ村さんに感謝しつつ、穴も色も一つの個性と思い大事に食べていこうと思います。

産直豚を一頭で仕入れ加工されているので、部位バランスを考えながら商品を製造されているそうです。

パッケージングを終えた商品

パッケージングを終えた商品

ハムやベーコンだけがたくさん売れてもバランスが崩れ残った部位を活用するのに苦労するため、組合員の皆さんにはウインナーやボロニアソーセージなどもたくさん食べて欲しいそうです。

オンラインではありましたが、生産者さんにお会いしてお話を聞くことで想いを深めて商品を購入し食べる事が出来そうです。有意義な時間をありがとうございました。

(担当理事)