活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

10/4 あいコープミートセンター落成記念式典

あいコープミートセンター

あいコープミートセンター

台風一過で秋晴れの10月4日大安吉日。あいコープミートセンターの完成を祝う式典が執り行われました。

2019年の総代会で、生協が自前の食肉加工場を建設することが承認され、それから2年余り。本当にいいのか、無謀ではないのか。様々な葛藤の中、丁寧に丁寧に議論し、立ち止まったり回り道もしながら、最善と思える選択を続けて完成を迎えました。みんなで選び、みんなで決めた、みんなのための工場です。

全国の友好生協や、建設に際しお世話になった業者の方々、あいコープと御縁の深い皆様にたくさんのお祝いのお花や祝電もいただき、あいコープ日の出町センターの敷地内に完成した、決して大きくはないけれど夢いっぱいの工場の前で、参列者35人余りが喜びを分かち合いました。

産直肉の供給を続ける(産直肉運動を続ける)ためには必要不可欠だったミートセンター。あいコープが目指す、循環型の畜産と、アニマルウェルフェアを目指す飼育、そして農畜福連携のモデルとなるあいあいファームの取り組みなど、失ってはいけないものをたくさん背負ったミートセンター。

ここでは、社会福祉法人みんなの輪の障がいを持つ利用者さんが食肉加工の仕事に従事します。研修を重ね、確実に仕事をマスターし、あいコープのお肉の供給の支えになっています。

みんなの輪・理事長 吉武洋子さん

みんなの輪・理事長 吉武洋子さん

その社会福祉法人みんなの輪・理事長の吉武洋子さんは祝辞で「建設の一報を聞いたときは無謀だからおやめなさいって思ったし、実は今でも思っている。でも出来てしまったから」と参列者を笑わせ、「あいコープは設立当初から無理と言われることを実現しながら進んできた。無謀なことをするのはあいコープのDNAだ」と、ご自身が理事長を務められたころのあいコープを振り返りながら(?)愛溢れる言葉をくださいました。

テープカット

テープカット

式典では、建設を請け負った大和リース株式会社へ感謝状が贈られ、役員や生産者らによるテープカットも華々しく行われました。

まさに、無謀ともいえる、全国に例のない生協の取り組みが今始まりました。産直肉の供給を続けること、生産者と手を繋ぎ持続可能な畜産を守ること、そのお肉の何が大切なのかをわかって食べる組合員を増やすこと・・・この落成式はゴールではなくスタートです。参列した職員も襟を正す思いで、しっかりとスタートを切りました。

参列者集合写真

参列者集合写真

お肉の供給はすでに始まっています。配送で届いたお肉を手に取られたら、工場のことを想像してください。あいコープが何を求めてこの事業を行っているのかを想像してください。そして組合員もみんなで一緒に、ミートセンターを育てていきましょう。

(担当理事)