5月から始まったたねまきプロジェクトは11月の収穫で無事終了となりましたが、みんなで「育てた小豆をみんなで味わいたいね」とお汁粉の会を開催することになりました。
圃場を貸してくださり一緒に育ててくださっている、秋保ゆうきの会の渡辺さんにもお越しいただき、始めの1時間は丹波大納言の選抜作業を行いました。
…というのも今年は今までで一番の大豊作で収穫に時間がかかり、畑で選抜まで手が回らなかったのです。
ちなみに選抜というのは来年蒔くための種を選び出す作業。大きくて色艶がいい種ばかりを選べばいいのかと思いきや、実はいろんな個性の種を選ぶことも必要だそう。
小さくても病気に強かったり、色が悪くても長雨に強かったり。一つの個性のものばかり選ぶと、何かあった時全滅してしまう危険があります。だから生き残れるように自然は多様性を持っているんです、との秋保ゆうきの会の渡辺さんのお話に「人にも当てはまる言葉だなぁ」と実に納得でした。
そのあとはお楽しみのお汁粉試食。5年目の丹波大納言と2年目の岩手大納言を食べ比べしました。
思いのほかはっきり味の違いがあって驚きでした!丹波は粒がおおきくふっくら、味はあっさり食べやすく、岩手は豆の味が濃くコクがあり甘みも強く感じました。
更に何年も秋保で育てていくとどんなふうに味が変化していくのかも楽しみだなぁと思いました。子ども達もたくさんおかわりをしてくれて、にこにこ笑顔の楽しい会となりました。
来年度もたねまきプロジェクト継続します。今年選んだ種からたくさんの小豆が実り、また次の年につなげていきます。みなさんもぜひ一度参加してみませんか?
(担当理事)