活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

3/14 しおさい地区定例会 間宮商店工場見学会

今年度最後の地区定例会は、塩釜水産物仲卸市場のすぐ隣にある間宮商店の工場見学に行きました。

作業効率の良いこぢんまりとした工場

作業効率の良いこぢんまりとした工場

間宮商店は1966年創業、マグロ問屋から始まった干物屋さん。あいコープのまんま通信水産コーナーでもおなじみの生産者さんの工場見学!とても楽しみに参加しました。

金属探知機で異物混入を調べます

金属探知機で異物混入を調べます

「ピンクの真ホッケがおいしい」と優しく教える大沼さん

「ピンクの真ホッケがおいしい」と優しく教える大沼さん

私たちの見学の時間はちょうど真ホッケの干物を作っているところでした。従業員さん達は向かい合わせになり、機械でカットされた魚の内臓の処理をしていました。

お腹がきれいになった真ホッケを見せてもらいました

お腹がきれいになった真ホッケを見せてもらいました

その後、魚はベルトコンベアで運ばれ、次々に大きなコンテナの中で塩水漬けされていました。

せいろに並べて乾燥させます

せいろに並べて乾燥させます

間宮商店の大沼さんによると、脂ののった一番美味しい時季「旬の盛」の魚を一度に仕入れて干物にしているとのこと。お魚はその都度仕入れるものだと思っていたのでとても驚きました。

間宮社長のお魚講義を聞きました

間宮社長のお魚講義を聞きました

間宮社長からは「良い商品は良い素材からしか生まれない」というお話もあり、素材選びをとても大事にしていることが分かりました。

また、そのほかにも間宮商店のこだわりをたくさん伺いました。冷凍で仕入れた魚はミストで12時間かけてじっくり解凍すること、魚を捌く時は臭みの原因になる血合いを完全に取り除くこと、4~5時間かけて除湿乾燥し旨味を閉じ込めていること、マイナス38度という超低温で再凍結し保存していること。どれもこれも他店では手間もコストもかかるためここまでしないそうです。

間宮商店前で集合写真

間宮商店前で集合写真

一言に干物といっても地域や店によって作り方が違うということを初めて知り、その中で間宮商店はとにかく味にこだわり、妥協せず干物を作っているのだなあと思いました。

塩釜仲卸市場で食べた「間宮食堂真ほっけ定食」

塩釜仲卸市場で食べた「間宮食堂真ほっけ定食」

間宮社長の「干物はただの保存食ではなく、魚を美味しく食べる為の技術」「宮城に干物を食べる文化を広げたい」という言葉が印象的でした。
これからもあいコープを通じて間宮さんの美味しい干物を食べたいと思います。

(地区委員)