今年の組合員活動テーマは【食と農】です。
毎年この時期に行われる委員オリエンテーション。
今年は【学びがもたらす豊かなあいコープライフ】と題して、岩手県宮古市から水産生産者の丸友しまか・島香友一さんにお越しいただき、商品学習とグループワークを行いました。

理事長挨拶
理事長挨拶では、有害化学物質から子どもを守るネットワーク【子どもケミネット】の活動紹介と海洋プラスチックについてのお話をいただき、担当理事からは組合員活動の流れや現在行っている活動紹介がありました。

丸友しまか・島香友一さん
その後はいよいよ島香さんのお話です。市販の一般的な練り製品に使われている外国産のすり身は大型船で漁をしながら船内ですり身にして凍結、それを日本の企業が輸入して使っているそうです。
それと対照的なのが島香さんの加工の仕方です。宮古や大船渡に水揚げされた魚を競り落としたらすぐに自社へ持ち帰り、下処理をしてフィーレやその後の工程に入るそうで、魚のおいしさや大切さなど「魚食の魅力」を発信するあいコープ「魚食プロジェクト」の認証商品である【揚げかまぼこ】を例にとって教えてくださいました。
揚げかまぼこを皆さんに試食していただく予定となっていましたが、原料のスケソウダラの水揚げがなく、代わりに真イワシ甘辛煮を試食させていただきました。こちらには参加者の皆さんから「美味しかった」とアンケートの感想がありました。
島香さんのお話から、魚の下処理の迅速さ、加工品に使用する調味料のこだわり、食べる人を想像しながら心をこめて作られている商品だということが分かりました。

グループワークの様子
グループワークでは【好きな水産品】と【こんな水産商品あったらいいな】というお題で意見交換をし最後に全体で意見を共有しました。試食品を囲みながら話が弾み、どのテーブルも楽しそうでした
会の終わりには島香さんが持参してくださった自社製品の詰め合わせが当たるじゃんけん大会をして盛り上がりました。

島香さん製品の詰め合わせが当たるじゃんけん大会で商品が当たった皆さん。とても嬉しそう!
消費者と生産者がお互いを知り、知識を深めることは豊かな生活につながると思います。あいコープの活動に参加する組合員さんが増え、豊かさを享受できたら素敵だなと思いました。
ご参加下さった皆さん、丸友しまかの島香友一さん、今日は本当にありがとうございました。
(担当理事)