女川町生涯学習センターで行われた「なぜ日本は原発を止められないのか?」の著者青木美希先生の講演会は、女川原発2号機が今年9月にも再稼働されようとしている事もあり、600人近い人が各地から集まりました。

青木美希さんの講演
あいコープみやぎからも脱原発エネルギーシフト委員会メンバー、組合員、生産者がかけつけました。

会場は満席で熱気がすごい!
講演は、東日本大震災当時女川原発で働いていた当事者の体験談から始まり、道路が寸断され逃げられない状況や、倒れた重油タンク、冷却ポンプの水没の様子等、女川原発の緊迫した様子に戦慄が走りました。
そして、福島原発事故当時、原発から60km離れた福島県郡山市で水道水から基準超の放射性ヨウ素が検出された話から(女川から仙台の距離は56km)ヨウ素剤の必要性も実感しました。

猛暑の中「女川現地アピール行進」出発
今もなお原子力緊急事態宣言は解除できないままである事や、先日の能登半島地震では道路が寸断され避難が出来ず、家屋が倒壊し屋内退避でさえ不可能である現実に、原発再稼働への想いを巡らせました。

老いも若きも願いは同じ脱原発
講演終了後、30年ぶりの開催となった女川町内パレードには、炎天下の中350名が参加し「危険な原発はやめよう」「事故があっても逃げられない」と祈りのコールを女川町内に響き渡らせました。

この海を放射能で汚すまいと誓いを新たに
暑い中、声を上げ一緒に歩く子供たちの懸命な背中に、未来の子ども達から借りているこの地球に、責任を果たしていこうと誓った七夕の日でした。

行進終了。あいコープには志を持つ仲間がいる!
(担当理事)