今年度、しおさい地区委員会が学習するPB(プライベートブランド)商品は「産直豚バラで作った味わい角煮(以下、PB角煮)」です。
あいコープのPB商品とは組合員・生産者・職員が共同開発したあいコープ独自の商品。
考えてみるとPB角煮は加工品なのでたくさんの生産者さんが関わっている…
それなら手広く交流したい!学びたい!!との思いで、豚さんが育てられている社会福祉法人みんなの輪わ・は・わ田尻あいあいファームを見学しました。
ここはあいコープのパイロットファームとして障がいのある方々がお仕事をしています。
また、いずれ私達のために食される動物ではあるけれど動物本来の生き方ができるよう健康的でストレスのない飼育をするアニマルウェルフェアを実践している養豚場です。

配合飼料の説明をする片岡さん
職員の片岡さんの説明を聞きながら目にしたのは、もみ殻の敷かれた寝床に気持ちよさそうに寝そべっている豚さんたち。

豚さんとご対面
寝床はバイオベットと呼ばれ、様々な堆肥と活性水を入れ、定期的に空気を入れかき混ぜ管理しています。

バイオベッド熟成中
傍でもほぼ匂いはなく、ふかふかの寝床が嬉しいのは人間と同じだろうなと思いました。

好きな場所でくつろぐ豚さん
片岡さんによると、赤ちゃん豚は近くのわ・は・わ田尻ひなた農場から仕入れ、あいあいファームで3カ月ほど肥育し出荷するとの説明でした。

好奇心いっぱい!豚さんと委員さん
利用者さん達にも、命をいただくありがたみやアニマルウェルフェアの大切さを伝えながら分担して仕事を作りあげているというお話に感銘を受けました。

出荷前の豚さんが過ごすVIPルーム
そして、豚の成育には育つ環境が大切であり良い水・良い空気・良いエサが必要とのこと。

豚さんは私達とほぼ同じものを食べています
地下水が豊富で自然がいっぱいの田尻で、あいコープ生産者さんから提供される米ぬか・麺の切れ端など人と同じようなものを食べている豚さんは幸せだと思います。
みんなの輪で豚肉生産から工場での加工までを一貫しておこなっている所は他に類をみないとのことで、そんな貴重な豚肉を利用できてありがたいと思いました。
施設の老朽化も進んでいるそうなので引き続き多くの組合員で買い支えていきたいです。

学び多い夏の遠足でした
今後しおさい地区委員会では、豚肉を市場から仕入れ加工しているあいコープミートセンターやPB角煮の加工を担っているミート・コンパニオン福島工場に取材に行きます。
PB角煮を真ん中に多くの生産者との繋がりを大切に、後半の組合員活動も楽しみたいと思います。
(地区担当理事)