活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

6/15 あいコープ職員が体験!トマトの葉欠きと小松菜の草取り

あいコープみやぎ40周年の節目となる今年、あいコープの職員が産地や商品を改めて学ぶ活動に取り組んでいます。
6月15日、「七郷みつば会」の農産物について学ぶ「チーム七郷」は、先月植えた農薬不使用の田んぼで草取りをする予定でしたが、時折強く降る雨のため、ハウス内の作業に変更して、農作業を体験してきました。

以下、職員2名からの報告です。


本来であれば、トライ田んぼの貴重な草取りの日でしたが、あいにくの雨模様・・・
予定を変更し、まずはハウスのトマトの葉の剪定作業です。

肥料には、東北大学馬術部から提供された馬ふんを使った堆肥を使うそうです。七郷からは田んぼで取れた藁を馬の餌に提供しており、資源の循環がみられました。

赤く実ったトマトの下部の枝をきれいにカットします。
これは、伸びた葉に実の栄養を使われてしまうのを防ぐためと、風通しを良くすることで病気や害虫からトマトを守るためだそうです。

職員7名で一列に並び作業開始!
(ことのほか楽しい作業・・)

左は作業前で、右が作業後。キレイになりました。


しかし次の作業が待っています。
小松菜のハウスへ移動し、草取りです。
来週には出荷予定の小松菜の周りに雑草が見事に生えています。

小松菜の周りには見事に生える雑草


きれいにしても、一週間もたてば、またもっさりと生えてくるのでしょう。

写真の手前側が草取りした後。作業前の奥側とは、色が違います。


毎週、安心安全なお米やお野菜を届けてくれる『七郷クローバーズファーム』で皆さんも私たちと一緒に草取りでいい汗流してみませんか!

(チーム七郷・相田)


次に、二人目の報告です。


あいにくの雨で、田んぼの作業はできませんでしたが、まずは、田んぼの説明をしていただきました。

七郷みつば会・阿部さんの説明


隣の一般的な栽培方法の田んぼは、1本1本が太く、そして、雑草の姿は見えません。

一般的な栽培方法の田んぼには、雑草がない


それに比べて、私たちの作業する農薬や化学肥料を使わない「トライ田んぼ」は、1本の太さは細く、数多くの小さな雑草があります。

「トライ田んぼ」には、数多くの雑草が!


田んぼは隣同士なので、その差は一目瞭然。
農薬や化学肥料を使えば、手間を大きく削減できることがわかります。

草取り


少しだけですが、雑草をとってみました。
眼立つのはホタルイという雑草。ホタルイは、稲の分けつ(新しい茎が出ること)を妨げるそうで、小さいうちに草取りすることが重要とのこと。

稲の分けつを妨げるホタルイ


たくさんの雑草を残して後ろ髪を引かれる思いでしたが、来週も草取りの予定なので、今日はトマトハウスでの作業に移動します。

トマトハウスの前では、東日本大震災のために全国からあいコープに寄せられた支援金で建てられた発電用の風車が、勢いよく回っていました。

トマトハウスの前には、発電用の風車


トマトハウスは広く、収穫を待つトマトがたくさん!

トマトハウスの中


大きく育ったトマト


トマトの「葉欠き」作業に挑戦します。下の方の葉っぱをハサミで切っていきます。
「葉欠き」は、余分な葉を取り除いて栄養を実に集中させるためと、風通しを良くして病気を防ぐ目的があるそうです。

七郷みつば会・尾崎さんにお手本を見せてもらう


ハサミを手に、1列に並んで作業開始!


どんどんスッキリしていきます。楽しい作業でした。


こちらは収穫したばかりのトマト。鮮やか!


次は、来週の出荷を予定しているという小松菜のハウスに移動して「草取り」です。
ハウスの入口をあけてビックリ!ビッシリと生えた「ひょう(和名:スベリヒユ。雑草)」に小松菜が埋もれている!
これが除草剤を使わないということなんですね。
小松菜を折らないように気を付けながら、手作業で雑草を抜いていきます。

小松菜のハウス。小松菜よりも雑草の方が多い!?


もくもくと草を抜きました。


今回は職員7名で一気にやったため、短時間でも目に見えて仕事が進み、楽しく作業できました。しかし、この作業を限られた人数で毎日やるのは、本当に大変です。
農薬や化学肥料を使わないためには多くの人手がかかります。改めて、その大変さを認識しました。
毎日この作業をしてくださっている生産者のみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

今日の農作業、頑張ったぞ!(七郷みつば会・工藤さんとあいコープ職員)
七郷みつば会での農作業、頑張ったぞ!

(チーム七郷・渡辺)