活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

12/4 あいコープ職員が米作り体験した新米の試食会!

一年間を通して、七郷みつば会の米作り体験を行ってきた、あいコープみやぎ職員のチーム七郷。作業を行ってきた田んぼで収穫されたお米を食べる会を12月初旬に行いました。

当初予定していた稲刈り体験は台風の影響でできませんでしたが、収穫されたお米が炊きあがると歓びもひとしお。
農薬不使用で初めてつくる「トライ田んぼ」では、平均的な収量の3分の1ほど。初年度にしてはまずまずの結果だそう。雑草に養分をとられてしまった影響もあるそうです。田植えをした後すぐの草取りが肝心とのことで、来年は今年以上に草取りのタイミングと回数を見直す必要がありそうです。

今回食べるのは、トライ田んぼでとれた「つや姫」と七郷みつば会でつくる「まなむすめ」。
比べてみると「つや姫」は透き通った白さで、「まなむすめ」は少しクリームがかった色合いで粒は大き目。どちらも甘みがあり、美味しいお米ですが、粒立ちのちょっとした違い等で好みが分かれました。
食べ比べてみると米の品種違いがわかりました。

炊き立ての新米~!
新米の試食

トライ田んぼでとれたつや姫の一部は、11月に仙台市若林区で開催されたイベントで販売を行い、売上を台風19号で被災したあいコープの産直産地「大郷みどり会」への支援に寄付しました。

試食の後は、米作りがひと段落した晩秋以降の冬仕事のお話を伺いました。

七郷の細谷さんと阿部さんにお話をうかがう


阿部哲也さんのお父さんの代に、古くから曲がりネギの栽培を行う仙台市岩切余目地区の生産農家にその技術を学び、七郷で曲がりネギの栽培を始めたそう。
4月に種を播き、11月下旬頃にまっすぐ育ったネギを一度抜いて、斜めに寝かして植え直す「やとい」作業を行います。
約3か月かけてネギは曲がり、曲がりネギとして出荷します。わざわざ手間をかけて曲げる作業をすると、ネギにストレスがかかり美味しくなるといいます。熱を加えると甘味が増すそうです。
ネギ作りでも雑草との戦いがあるそうで、今年は植えた面積の約3割が雑草の勢いがひどく、収穫をあきらめたそう。畑でも草との戦いを知り、草取り部隊や機械を導入してはどうか、と意見が出たほどでした。
曲がりネギは2月からあいコープでお届けが始まる予定です。

(チーム七郷・千葉)