活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

4/21 しおさい地区定例会【簡易キットを用いてGMナタネ自生調査をしよう!】

菜の花の咲くこの時期、毎年あいコープみやぎではGMナタネ自生調査をしています。GMナタネとは遺伝子組み換えナタネのこと。

今回の定例会は、昨年に引き続き担当理事のTさんにレクチャーをお願いし、私達が住んでいるしおさい地区で見つけたナタネの遺伝子組み換え(以下GM)簡易検査を行いました。

T理事のレクチャーを受ける地区委員

T理事のレクチャーを受ける地区委員

まず、ナタネの見分け方を教わりました。一番分かりやすいのは葉が茎をどのように抱いているかを見ることだそう。

葉が少し茎を抱く「セイヨウナタネ」はバスターやグリホサートという除草剤に耐性をもつGMナタネの可能性があり、近年はナタネが輸入されていない石巻港周辺でも発見されているそうです。
輸入小麦の中にGMナタネが混入している可能性も考えられると聞き大変驚きました。

今回しおさい地区から持ち寄ったナタネは茎を抱かない「セイヨウカラシナ」3検体。T理事持ち寄りの検体とともに簡易検査を体験しました。

切り取った葉を精製水の入った容器に入れ爪楊枝の後ろを使って潰し、薄い緑茶くらいの色水にします。そこに試験紙を投入。
特定の除草剤に耐性があるとそれに対応する試験紙に反応が出ます。

ドキドキしながら結果を待ちます。

ドキドキしながら結果を待ちます。

今回調べた検体はすべて陰性という結果でした。
アブラナ系の作物は交雑しやすいとの事。もしかしたらGM作物が知らないうちに自分の身近に存在しているのかも…?

私達組合員にできることは、GM作物の問題点を知ることやナタネ調査を継続しその結果を公表すること。そして「大切な家族には安全安心なものを食べさせたい!」と声をあげていくことだと思います。
小さな声が集まれば大きな力になると希望を持ちたいものです。

今年もたくさんの学びをありがとうございました。

(担当理事)