昨日までの雨で、すべて洗い流されたような絶景の中、参加者10家族が大郷の田んぼに集合。今日はいよいよ稲刈りです。
5月の田植えに始まり、草取り、生き物調べなど、シーズン通しての今年の田んぼ企画、苗から見ている稲の成長に、感激もひとしおですね。
参加家族のお子さんも、田植えの時より少し大きくなって、稲に負けず成長を見せてくれています。
大郷みどり会の西塚忠樹さんのレクチャーで稲刈り開始。
鎌と稲を持つ手の向きから、危険がないよう丁寧に教えてもらいました。
刈りたい人、運びたい人、束ねたい人、と役割分担し、小さな子どももせっせとお手伝い。
前日までの雨のせいで田んぼの中はぬかるんでいて、疲れが倍増しますがめげずに作業を続けます。
稲を乾燥させる方法にはいろいろあります。コンバインで大量に刈った米は、稲わらは粉砕されてしまいますから、棒にかけたりはせず、機械で乾燥させます。一方、私たちの交流田は「手刈り」なので、稲を束ねて、棒に掛けてしばらく干すのです。
この干し方にも地域によってやり方が違いますが、それぞれに理由がありまるで流派のよう。みどり会の西塚忠元さんが「ここに空間を作って風を入れて乾かすんだ」と教えてくれました。なるほど、適当に引っ掛けていくだけではだめですね(笑)
稲刈り作業は2時間ほどかかりましたが、みんなの協力で無事終了。最終的な収量は脱穀してみないとわかりませんが、棒掛けした杭の数だけで言うと、昨年より多い!!
大雨被害を乗り越え、異常気象の中がんばった、無農薬のお米。
「大地の力」で育ったお米を食べられるのももうすぐ。
次回は脱穀です。
(担当理事)