活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

10/16 たねまきプロジェクト 収穫

種を蒔き、育て、収穫し、種を取りまた翌年蒔く。当たり前のようですが、実は種をとることは当たり前ではなくなってきています。
秋保ゆうきの会のご協力のもと5年前から挑戦してきた「たねまきプロジェクト」は、今年も収穫の秋を迎えました。

晴天に恵まれ、秋保の畑にはあいコープ組合員家族と鹿野小学校社会学級のメンバー、総勢21名が集まりました。
この日は5月に蒔いた「岩手大納言小豆」を収穫します。

枯れた小豆の鞘

枯れた小豆の鞘

渡辺さんの指導のもと、茶褐色に枯れた鞘ごと摘んでいきます。
大勢でやればあっという間!
ベテランの組合員からは、「今年は実がきれいで取りやすいね〜」との声も。

茎から鞘を外します

茎から鞘を外します

今度は集めた鞘から豆を取り出します。
時には虫が出てきたり・・・

子ども達も大人顔負けの集中力で大活躍!

子ども達も大人顔負けの集中力で大活躍!

2時間ほどで、色も形も不揃いの個性的な小豆が4kgほど収穫できました。
本当はここから虫食いなどの豆を選別する作業があるのですが、惜しくもタイムアウト。

同じ品種なのに、色々な色や大きさの小豆達

同じ品種なのに、色々な色や大きさの小豆達

今回の岩手大納言小豆は、種を取りはじめて2世代目。タネ屋さんから購入した種の「孫」にあたります。
この孫達の中から、来年の畑に蒔く分を1kgほど取り分けるのですが。

秋保ゆうきの会の渡辺さん曰く「大きくて色ツヤがよいものを選ぶ…のではなく、小さいものやシワのあるものも含め、色々な個性を残すように選別する」のだとか。
同じ品種の作物でも、見た目が違えば暑さ寒さへの耐性や病害虫への抵抗力など、目に見えない違いを持っている可能性があります。小さなことですが、これからの気候変動の時代を生き残る鍵の1つなのかもしれないと思
ったのでした。

11月は6月に蒔いた「丹波大納言小豆」の収穫、そして年明けにはお楽しみのお汁粉会を計画しています♪
種の物語はまだまだ続きます。

(担当理事)