活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

10/25 しおさい地区秋のフォーラム「愛されマヨネーズのひみつ」

秋のフォーラムとは商品学習会のこと。地区ごとに担当を決めたあいコープPB「あいシテル」について、組合員ともに学びを深める場です。
1995年に開発され、組合員から長く深く愛されているPBといえば…?

正解は「マヨネーズ」。私達しおさい地区委員会はPBマヨネーズについて学習してきたことを発表しました。

まずは原材料へのこだわりのお話から。

1つめは花兄園「花たまご」を100%使用していることです。余剰卵を余すことなく、しかも全卵を使用しています。鶏のエサは非遺伝子組み換えのもので、収穫後農薬不使用の飼料です。
鶏舎はおひさまの光と自然風の入る開放型鶏舎。地区定例会でも見学に伺い、花兄園の大須賀裕さんから貴重なお話を伺ってきました。

2つめは、非遺伝子組み換えナタネを使った圧搾一番搾りの菜種油を使用していること。菜種油の原料は世界的にも希少なオーストラリア産非遺伝子組み換えナタネで、化学溶剤や苛性ソーダを使わない安全安心な工程で製造されています。
あいコープ取り扱いの菜種油生産者、平田産業さんへの取材をとおして、菜種油が製造されるまでの工程を知ることができたのもより深い学びに繋がりました。

3つめは化学調味料不使用であること。市販品と比較しても違いは明らかで、いかにシンプルな材料であるかが分かります。
こちらに関しても数種類の市販品を各家で試食しPBマヨネーズのおいしさを家族と一緒に確認した地区委員さんもいました。

また秋のフォーラム当日はPBマヨネーズ開発に携わったあいコープ顧問の多々良哲さんも参加され、当時の開発秘話を詳しくお話していただきました。

開発秘話をお話しする多々良さん

開発秘話をお話しする多々良さん

製造メーカーには、花たまごを使うことを指定。当時主流だった卵黄タイプではなく全卵を使用することや、季節ごとに異なりがちな乳化状態を一定に保つ化学調味料を使わないことを要望。
メーカーからは「実現できない」と言われたそうですが様々な試行錯誤を繰り返すこと1年。「常識にとらわれないマヨネーズ」が誕生したそうです。

PBマヨネーズ完成を知らせる当時のまんま通信

PBマヨネーズ完成を知らせる当時のまんま通信

PBマヨネーズは組合員と生産者、そしてあいコープが力を合わせて生み出したPB商品のお手本のようなものですね!

地区委員さんお手製、マヨ日誌の紙芝居もとても素敵でした。

マヨ日誌紙芝居

マヨ日誌紙芝居

最後に、地区委員さんからマヨネーズ使ったレシピ紹介をしていただきました。

マヨネーズをタネに入れた天ぷらは時間が経ってもサクサク。また、マヨネーズをまぶしパン粉を付けて焼いた鶏ささみは簡単にできて子ども達にも好評だったそうです。マヨネーズ原材料である卵や酢のはたらきについても次回の地区企画で解き明かしたいと思います。

マヨネーズ入り天ぷらの紹介

マヨネーズ入り天ぷらの紹介

マヨ鶏ささみフライの紹介

マヨ鶏ささみフライの紹介

来年6月にはリニューアル予定のマヨネーズ。これから先もずっと愛される新しいマヨネーズをみんなで作っていきたいです。

(担当理事)