昨年12月の安保3文書閣議決定は衝撃でした。これは、今後の日本が戦争をできる体制づくりを決めたものです。
将来「あの3文書を許したから今の戦争につながってしまったんだ…」なんて後悔したくない!戦災復興記念館を会場に弁護士の草場裕之先生から安保3文書の何が問題なのかお話いただきました。
ロシアのウクライナ侵攻を口実に「自分の身は自分で守らないと」という武力を容認する世論づくりが行われていますが、武力では身を守れないどころか返って危険であることがよくわかりました。
台湾有事はアメリカの都合で作られていること、台湾の世論は80%以上が現状維持であり独立を求めていないこと、つまり中国との戦争は望んでいないこと、宮古島をはじめとする琉球弧の軍事化が進んでいるが、自衛隊の軍備が進む陰で米国の兵器は引き上げつつあること、つまり戦うのは日本であること、などを聞くにつれ、今の日本は自分から戦争を招き入れようとしているとしか思えません。
大国間の争いの間で「どちらかにつく」のではなく「集団安全保障」のもとに平和外交で活躍する日本になってほしい。そのためには市民がそれを強く望むことを発信していかなければならないと思いました。
(担当理事)